有森裕子さんの朝礼
今日の朝礼にはゲストとしてオリンピックマラソンメダリスト有森裕子さんがお越しくださいました。有森さんは現在、スペシャルオリンピックス日本の理事長をなさっています。
スペシャルオリンピックスは、知的発達障害のある人達にスポーツの機会を提供している国際組織(NGO)です。 この度、この活動を広く世の中に知ってもらうため、「エール募金(個人募金)」を始めることになり、有森さんは今日、生徒にその協力を呼びかけにいらっしゃいました。 エール募金は、募金をすると、“エールの証(あかし)”に 「募金者」と障害を持つ「アスリート」におそろいのミサンガが贈られるという仕組みになっています。そのため、募金を始めるために大量のミサンガが必要になります。 生徒への呼びかけはこの「ミサンガづくりボランティア」に参加してほしいというものでした。 |
手に持っていらっしゃるのがミサンガです。お話しは、次のような内容でした。 |
自分はアスリートとして鳴かず飛ばずの時期がとても長かった。大学を卒業し、就職してからやっとマラソンランナーとして知られるようになった。
その間、あきらめずに頑張れたのは、様々な人からの応援があったから。
人は様々な特徴をもって生まれてくる。必要のないものをもって生まれてくる人はいない。しかし、障害があるために、みなさんのように頑張る場、自分を輝かせる場に出てくるチャンスに恵まれない人達がいる。
そういう人達がいることを知って、応援してほしい・・・。品川女子学院の生徒にこの募金のモデル校として協力してほしい。
今日は中高に分けず、全校生徒が集まりましたが、みんなの協力で時間前に開始でき、お話しの間も静かにしっかりと聞いていました。
このミサンガ作りは、すでにインターアクト部が文化祭のときにコーナーをつくって始めていました。
その際も多くの方々に協力いただきこんなにたくさんのミサンガを贈ることができました。今回、さらに多くの生徒が協力してくれれば、エール募金を開始する準備が進みます。在校生だけでなく、ご家族、品川ファミリーの皆さまにも応援していただければ幸いです。 |
私も先週、この説明をテレビ朝礼でする前に、インターアクト部の生徒に教えてもらって編んでみましたが、一本15分で編めました。 |
インターアクト部(部員募集中!)が各クラスでボランティアを申し出てくれた生徒に配る糸を仕分け中。詳しくはスペシャルオリンピックスのHPに後ほどアップされますので、そうしたらまたご案内します。
有森さんの帰りがけ、「私、子供の頃、ランニングイベントで一緒に走ったことがあります!」という生徒が。有森さんは「私が走っていた頃のことはみなさん知らないのでは?」とおっしゃっていましたが、いえいえちゃんと知っていました。 |