数学特別講座 『ざっくり分かる!微分・積分入門』
数学科の特別講座がシリーズで始まりました。講師は『分数ができない大学生―21世紀の日本が危ない』等の著書も多く、本校で使用している数学の教科書『体系数学』の著者でもある埼玉大学の岡部教授です。
岡部先生には以前、本校で藤原和博さんと一緒に[よのなか]科の授業をしていただいたことがきっかけで、これまでも何度か特別講座をしていただいています。(当時の授業内容は『数学 数学脳をつくるー[よのなか]教科書』として新潮社から出版されています) 以下、担当の斉藤からご紹介します。
本日、埼玉大学教授の岡部先生をお招きして「数学特別講座『ざっくりわかる!微分・積分入門』」を開講しました。本日は第1回で「イントロ:パズルと積分的思考」というタイトルで講義をしていただきました。 最初に裏返しパズルを自分で組み立てて解きました。 みんな苦労しながらも、しばらくすると教室から「できた!」の声。 講義が終了した後もパズルを一生懸命解いている様子が見えました。
講義の後半は対称性の重要性から体積・積分の話へ。なぜ「すいの体積」は3で割ることで求められるのか、ざっくりと図解で解説をしていただきました。
また「平均の高さ」を求めることで難しい求値問題も簡単に解けることを、大学入試問題を例にして解説してくださいました。
今回は対象が5年生で、講義の内容が1学期の授業で学んだことであることもあり、受講者全員が先生の話を熱心に聞き入っていました。とても充実した特別講義だったと思います。
*インフルエンザの欠席者は減少傾向とお伝えしましたが、今日、ゼロになりました。皆さんのご協力のおかげです。文化祭も実施できてよかったです。夏休みにできなかった1年生の宿泊行事は12月13日~実施することになりました。冬に向かって季節性のものが流行るので、これで新型は一段落してくれるといいのですが。