早稲田大学 公開研究会
今年度、早稲田大学との連携を進めていますが、今月は早稲田大学教育総合研究所の公開研究会に本校教員7名と参加しました。
テーマは「女性のライフデザイン教育における高大連携の可能性」です。
高校からは私が「28プロジェクト」の報告をし、神戸松蔭高校の先生が「チャレンジプログラム」の発表しました。また、ゲストとして起業体験プログラムでお世話になっているNTVPの村口社長から、本校の取り組みについてコメントをいただきました。
神戸松蔭高校の取り組みは高3で推薦入学が決まった生徒が、3学期を利用してピンクリボンやエコといった社会的なテーマに取り組むというものです。
高校時代の最後にこうして社会につながる体験をすることは、彼女たちの将来に大きく活きてくるでしょうし、周りの大人に与える影響も大きいことを感じ、大いに勉強になりました。大学のその先に目を向けているところ、生徒達が成功体験だけでなく、失敗体験によってより大きく成長しているというところが、本校との共通点と感じました。
早稲田の先生方からの発表が続きます。
女子学生の就職時の悩みの中で「自分の適正と自分が希望している職種が合うかどうか」という項目の数値が男子学生の倍、など、興味深い報告がありました。
(品女生なら、「考える前にまずやってみる→やってだめならやり方を考える→それでもだめなら交渉する」と答えそうですね)
女子学生が自分のライフデザインを考えたストーリーが紹介されたのですが、「仕事はそこそこで余暇を充実させる」「自分は高収入の仕事についていて、家計は夫に依存する」というパターンが多いそうで、仕事で自立するという意識は大学入学以前に育てておく必要があるのではということでした。
参加した教員が、「うちの生徒に同じことを書かせると、仕事を持って自立することが前提の子が多いので、ちょっと意外でした」といっていました。
28プロジェクトはその先の人生を視野に、パートナー選びも含め、さらに充実させていかなければと実感しました。
早稲田大学との連携により、大学入学後に起きる様々な問題にも備えていきたいです。