⑫教科イチ押し見学会(国際子ども図書館)
今日はまた雪が積もってきました。生徒は授業が終わり次第、下校しました。
私もこれから電車で出かけなくてはいけないところがあるので、帰りが心配。
さて、教科イチ押しの続きです。担当の岩崎からの報告です。
上野にある国際子ども図書館に行ってまいりました。まず職員の方にご説明いただきました。
近くにある公共図書館や学校の図書室とは違う、国際子ども図書館の役割を知り、見学が楽しみになってきたようでした。職員の方から「よくある問い合わせは、年配のかたが題名を思い出せない絵本を探しにくること」と聞き、てっきり子どもだけが利用する図書館だと思っていた生徒たちはびっくりしていました。
館内見学では、ホールやミュージアムをはじめ普段は入ることのできない書庫にも案内していただきました。シーンと静かな資料室も。海外の絵本が国ごとに並べられており、その国の特色が出ています。資料室では「海外のシンデレラ絵本」の展示をしていました。17カ国で出版されたシンデレラ絵本。中にはパロディ作品もあり、ガラスの靴がビーチサンダルになっていて大笑い。見学の終着点、子どものへやは、どこにいても影ができないような照明になっています。そこには本を読む子どもたちのことを一番に考えられている細かな気遣いがありました。
見学が終わり、おはなし会をしていただきました。まずは手遊び。担当の方が片方の手にどんぐりを隠すと「右手!」「左手だ」「絶対こっち!見えたもん!」と大興奮。引率した司書も2冊ほど絵本の読み聞かせをおこないました。そして『ぬか福と米福』という和風シンデレラのお話を素話で聞かせていただきました。素話とは、何も見ず何も見せずに、物語を語っていきます。独特の方言に耳を傾けながら、お話の世界に入り込んでいました。
最後に生徒の感想をいくつか紹介します。
・昔の本や最新の本がたくさんきれいに整理されていてすごかった。
・世界の沢山の本があり、とても楽しかったです。しかし、貧しい国の本は、雑誌のような薄さだったので、貧しい国の本も日本などのような本になればいいなと思いました。
・昔建てられた建物なのに、とてもきれいでびっくりした。
・たくさんの本があることは知っていたが、かなり古い本や教科書もあったことに驚いた。とても楽しかった。
・よく小さいころに本を読んでもらっていたので、おはなし会ではなつかしく感じた。
・子どもにもどったみたいに、話に夢中になってしまいました。
・絵を見ないと想像が広がっておもしろいなと思った。