④教科イチ押し見学会(早稲田先進理工学部)
今日は最後の入試説明会がありました。残すところ、11日・18日の校舎見学会、16日の20代担任による学校説明会となりました。
通常の説明会は私や教頭、広報部長といったメンバーでお話しますが、お子さんが入学して身近に接するのは、担任や教科担当、顧問や委員会担当の教員です。
この20代担任の説明会は、日頃、そうした生徒に一番近いところにいる教員の雰囲気や取り組みが分かるもので、通常の説明会とは全く違う内容です。
これまでの学校説明会、入試説明会にいらしたみなさまも、入学後の学校生活を実感する貴重な機会としてご活用いただければと思います。
では、教科イチ押しの続きです。こうした各教員からのレポートを校長日記に掲載するのも、取り組みの詳細をお伝えするとともに、お子さんを預かる一人一人の教員と生徒の様子を知っていただくためでもあります。
担当の佐藤からの報告です。
5年生26人を連れて早稲田大学先進理工学部応用化学科の研究室訪問をしてきました。
まず、最初は3班に分かれてに西早稲田キャンパスのツアーです。
当日欠席者が若干いましたが、もちろん遅刻者はいません。(遅刻したら入学できない。そんな思いは私だけでしょうか?)
西早稲田キャンパスだけで1万人の学生がいるそうですが、朝の早い時間だというのに既に何人もの学生さんが
キャンパスのいたるところで勉強している姿がありました。中には、徹夜明けなのでしょうか?
かなり眠そうにしている学生さんがいましたが一生懸命にレポートに取り組んでいる姿がありました。
男子学生がほとんどということで、ツアーの女子学生さんがうちの女子生徒達を気遣ってくれていましたが、
私の予想では大丈夫!うちの子たちは絶対に男子学生に負けたりはしないです。
早稲田のキャンパスは創立以来のビジョンでひらかれたキャンパスをつくるためにどの入口にも門がないのが特徴らしいです。
また、キャンパス内には二足歩行ができるロボットと音楽の楽譜を読んでピアノが弾けるロボットが飾ってありました。
ロボット研究の早稲田ということで、ロボコンコンテストでも先端をいくそうです。
ロボットを見るとわくわくするのは私だけかと思いきや理系女子はロボットと学食に興味津々です。キャンパスツアー後は、先進理工学部応用化学科応用生物化学の桐村研究室の方達に直接、研究室を紹介していただきました。
(普通にお世話になってしまいましたが、よく考えるとすごく貴重な機会です。)
学生さんの話ではいろいろな高校が早稲田を訪問することはあるものの、研究室の先生及び学生さんに直接研究を紹介してもらえるのは品女だけだそうです。
もちろん参加者の中には応用化学を勉強したい生徒もいます。品女が早稲田大学と直接高大連携をしていることが活かされています。桐村研究室では、微生物酵素あるいあは微生物細胞そのものを生体触媒として利用しクエン酸や機能性配糖体などの応用生物化学を研究しているそうです。
以下、参加生徒達の感想、興味をもった点です。
・週1で実験があってうらやましいけど大変そう。
・図書室の本がすごくて理系でも何万冊も読まなければいけないことにびっくりしました。
・勉強できるスペースが多いことにびっくりしました。
・今勉強しているコンデンサーなどが直接実験できるのがうらやましいです。
・大きな実験器具がたくさんあって工場のようだった。
・実験で事故を最小限に防げるように、各階に緊急用パニックシャワーがあり、さらに扉が厚かった。
・カビの研究と聞いて少し気持ち悪い感じかと思ったが、クエン酸などの話で想像していたよりは身近に感じた。
・人工イクラの実験が難しかったけど、自分も勉強したいと思った。参加した5年生達は、ほとんどが理系生徒達!最後に桐村研究室のみなさんにお礼をいって終了です。
直接はお礼は言えない生徒達も、研究室を訪問して、やる気スイッチが入ったというよりは、研究室の先輩方を身近に見て、やらなければいけないという闘志スイッチが入ったそんな印象らしいです。
研究室の方々お忙しいところ時間を作っていただき、ありがとうございました。
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