早稲田大学連携授業(文学学術院文学部フランス語フランス文学コース)
今日も面談日です。早稲田大学連携授業のつづき、担当の山田(朋)からの報告です。
大須賀沙織先生(早稲田大学文学学術院文学部フランス語フランス文学コース)
「話してみよう、初めてのフランス語」
最初に「フランス語のアルファベットの発音は、英語と似ているものもあれば違うものもある」ということで、実際にabcを発音することから授業が始まりました。最近は長文を読んだり文法をたくさん解くことが多く音読や発音する機会が減っているせいか、生徒たちは先生の後に続き、大きな声で生き生きと発音していました。フランス語のrの発音は難しいとのことで「うがいの音で出す」ようにアドバイスされたのですが、フランス語らしく発音しており感心しました。「初めてにしては上手です!」と先生からも褒められていました。 アルファベットの次は単語練習です。まずは簡単なあいさつ、「ボンジュール、マドモワゼル」から。生徒の中には「フランス語を覚えたい!」と気合いが入っている人たちもおり、練習の声がさらに大きくなりました。“名前、国籍、職業を言う”練習では、英語にはない「男性名詞、女性名詞」という言葉が出てきました。フランス語では名詞にも「男性と女性」の区別があり、名詞が男性名詞で単数ならばその前にleを、女性名詞で単数の場合はlaをつけるのだそうです。
次は一歩進んで「私は~が好きです」という英文と、「私は~が好きではありません」という否定文の表現です。「おいしそう~!」という声が聞こえてきましたが、カラフルなマカロンや、チョコレート、クロワッサンなどフランスのお菓子やパンの写真を見ながら、楽しそうに練習をしていました。最後は「私は~を訪れてみたい」という表現です。大学生や社会人になってからフランスを訪れる人たちもいると思いますが、「将来自分たちが行くかもしれない!」と想像しながら練習をした人もいると思います。大学生になるのが益々楽しみになったのではないでしょうか。 最後の質疑応答では「女性名詞と男性名詞の区別の仕方」について質問が出ましたが、ルールは特にないのだそうです。先生から「男性名詞?女性名詞?」と、いくつかクイズが出されました。空(le sky)、海(la mer)、太陽(le sun)、月(la lune)といった単語は推測しやすかったようですが、推測しにくい単語もあり、「区別が難しかった」という感想が多く見られました。
先生の美しい発音の後に続いてさまざまな表現を練習しましたが、英語とは違う言語の練習はとても興味深かったようです。「大学ではフランス語を選択したい!」と感想に書いている人がたくさんいました。ソルボンヌ大学に留学していた頃のお話しに興味を持った人たちもいました。フランスに留学…素敵ですよね。ぜひ夢を叶えていただきたいと思います。
*おかげさまで『伸びる子の育て方』の感想をさまざまな方からいただいています。先日は、福岡の学校の先生から本を読んで学校を見学したいとのご連絡がありました。岩手のさわや書店の仙北店店長の栗澤順一さんが読売新聞岩手版12月6日に書評を寄せてくださいました。