お守り?
ここ数日、朝、玄関に立っていると、6年生が、
「先生、お守りみたいのありがとうございました!」
?
「先生、厳島神社のお札ありがとうございます」
?
「先生、テレビでやってた引っ越しですよね?」
「先生、お伊勢参りのお札、ありがとうございます」
正解! 「式年遷宮の伊勢神宮のお札」でした。
「私たちってそんなに心配されているんですか?」と聞いた子がいたので、説明しておきますね。
三重県の教育委員会から講演依頼があり、お参りをして6年生の各担任に渡したのでした。(式年遷宮、ちゃんと説明してよね~)
毎朝、校門に立つのを日課にしているので、遠方での講演は遠慮しているのですが、今回は、ご縁を感じて行ってきました。
本校創立を助けた漆昌巌は、11歳の時、社会に貢献するような人になると心に決めて出家しました。そのきっかけは、食べるものにも事欠く貧しい人々が伊勢参りの講に集まり、少額のお金を集め、代表者にお参りをしてもらう、その必死の姿を見たことでした。
成長して、国会議員となり、晩年は地域の教育に貢献することを使命としました。
私が初めて伊勢参りをしたのは、20年前、ちょうど前回の式年遷宮の時でした。そのとき一緒に行ったのは、教育改革を志す若い政治家を応援する仲間達でした。
その方は、今年、まさに式年遷宮の年、文部科学大臣になりました。
その後、同じ会でまた伊勢まいりをしたときに、その方から「有望な若手」と紹介された方が、今は、三重県知事になって精力的に地方行政を改革しています。
この偶然に、「世の中の為に何かをしようと志を持った人は天が応援してくれる」そんな気がしました。
「志願倦むこと無し」 本校の創立の理念です。
「人の役に立つ事を自分の喜びにする」そんな仕事をする人に、品女生には育ってほしい。
そして、その手前にある進学という目標に向かって6年生が、「倦むことなく」この時期を乗り切ってくれるよう、応援しています。
*ダイヤモンド社書籍オンラインに第4回目のインタビューがUPされました。生徒に聞いた、「親の一言でやる気になった言葉」保護者の方、ご覧ください。(こちら)