新型インフルエンザに関連して
保護者の皆さま
5月1日に新型インフルエンザ関連のプリントを配布しましたが、本日、新たなプリント(保護者ページに添付)と品川区保健所からのパンフレットを配布しましたのでご確認ください。(居住地の保健所からのお調せ等にもご留意ください)
学校では緊急時に全校生徒に配布するマスクを備蓄、殺菌効果のある薬用石けんを各トイレに設置、うがい薬を保健室に常時用意しております。各ご家庭でも本日配布のパンフレットをご参照いただき、感染拡大防止にご協力お願いします。
(今後の海外研修等に関しては推移を見つつ検討しています)
生徒が新型インフルエンザを発症した学校の記者会見を見ましたが、「自分のことでみんなに迷惑をかけて申し訳ない」という子供からのメッセージに涙ぐむ校長先生を見て、私も涙が出そうになりました。
この校長先生が、普段どんなに生徒を大切にしているかを見聞きしているだけに、リスク管理と、生徒にとって一生に一度あるかないかの体験を秤にかけたとき、果たして私はどんな決断をするだろうと考えこんでしまいました。
一方、いったん発症を疑われ陰性と分かったあとも、一定期間、生徒活動を休止した学校もありました。この時期、クラブ活動に打ち込んでいる生徒にとっては最後の引退試合もあり、「出場辞退でうちの子は心が折れてなにも手につかなくなってしまった」とあるお母さんが言っていました。しかし、潜伏期間や一度発表したことを覆すことで招く混乱を考えるとき、安易な批判はできません。
このインフルエンザは季節性のものと症状が変わらないということで、私が危惧するのは、仲間を大切にする子供達が「学校に報道陣が押し寄せたらみんなに迷惑をかけるから」「先輩の引退試合の前だから」と親にも言わず、病院へ行かず病状を隠して我慢しようとすることです。
初めの文章と矛盾するようですが、予防に努めても感染する場合が絶対ないとは言えません。生徒のみなさんは、自分を責めず、おかしいなと思ったら早めに診療を受けてください。
保護者の皆さま、お子様はテスト前で無理をしがちな時期でもありますので、いつにもまして様子をご覧いただきますようお願いいたします。