卒業生の話
先日、美容院で運ばれてきた雑誌(ストーリー7月号)を見ると、卒業生の特集が。プロスケーターの八木沼さんの記事です。今年で引退をするということで今の思いを語っていました。本校中等部に在学中のころ、オリンピックに出た時の写真が懐かしかったです。
そして、次に運ばれてきたのが、同じ雑誌の9月号。これには卒業生の藤森香衣さんのことが。これはブログでも何度か紹介しましたが、乳がんを公表し、今、ピンクリボン運動をライフワークの一つにしています。
その仕事のため、先月、起業もしたそうです。自分が苦しいときにも人の役に立つ事を生きがいとする品女DNAを感じます。
先月、本校の28プロジェクトを中心に取材、放送された番組「選択の時」で卒業生がインタビューに答えてくれました。経済誌の記者をしていましたが、今年、イギリスの放送局に転職することになりました。前職の連載も続けています。
東洋経済オンライン http://toyokeizai.net/
・理系、特に院生は自分の研究だけでなく、所属している研究室で何をやっているかの話ができないと問題外。
・面接では、何をしたかではなく、そこから何を学んだかを聞かれる。だから、どんな困難も大事な経験と思える。
・合格者、14人中、私大卒は自分一人。後から、君は情熱で受かったよと言われた。圧迫面接で、「この会社には向いてないんじゃない?」と言われても、めげずに「私はこれまでこれこれをやってきたので大丈夫です」としっかりと伝えた。(でも、後で号泣してたとのこと。友達談)
・品女DNAはある。研究室に騒がしい子が入ってきて、どうも品女のにおいがするなと思ったら後輩。教授に、「すみません。元気が取り柄なので見逃してください」と謝った。
・アピールできることは実は手元にある。それをしっかりと見つめること。
・大学院在学中、外部の研究室に通い、トマト一月2千本植え替えとか、ポット千個一日で洗うなどの仕事をさせられていた。黙々とこなしていたら、そのうち教授に気に入られて、書類も任され、「秘書さん」というニックネームがつき、手紙も「秘書」で届くようになっていた。仕事をさせられるのは、信頼されているからだとプラスに思うようになった。
この厳しい体験があったからこそ、面接でも、「トマト2千本植えた人は他にいない!」と思って頑張れたそうです。
この二人、品女同級生で同じ部活、そして、同じ大学、気付けば内定をもらったのも同じ日、本社は同じ町内。
顧問が、「男女だったら赤い糸だけど、君たちは緑の糸だね」と言っていました。恐るべし、品川ファミリー。でも、早くいい人見つけてね。
来週は学校閉校期間です。一週間、ブログはお休みです。