レシテーションコンテスト
先週の水曜日、中等部1年生のレシテーションコンテストが行われました。英文を暗唱して発表するもので、英語でのスピーチの仕方を学ぶために毎年中等部で行われています。
この日私は他の学年に張りついていたので、英語科の山田からの報告です。
1年生にとっては初めてのレシテーションコンテストです。
各クラスから選ばれた代表生徒たちは朝早くから登校し、練習してきました。
練習を始めた頃は、一生懸命するものの、いったいどのように発表するのかといった不安と緊張からか、なかなか固さが抜けませんでした。
そこで過去の1年生の発表ビデオを見せたところ、教室がシーンと静まり、もっとがんばらなければ!という気持ちと気合いが伝わってきました。
その日は、30分~40分ビデオを見て希望者だけスピーチの指導をする予定だったのですが、結局気合いの入り直した子どもたち全員が残って、下校時刻まで練習をしていきました。
そのすばらしさに触発されて自宅での練習にも力が入り、生徒たちのスピーチもぐっと良いものになっていきました。
努力の甲斐があって発表は大成功!発表者それぞれの熱意と工夫が伝わるコンテストになりました。
他の1年生たちも、自分たちのクラスメイトが素晴らしい発表をする姿に感動をして、発表が終わると「すごいな~」という歓声をあげていました。
最後に、最優秀賞1名、優秀賞2名、特別賞(生徒賞)1名が選ばれ、選ばれた4人の生徒は肩を抱き合って喜んでいました。それほど真剣に取り組んでいたのです。
発音指導や基本的な間の取り方・必要なアドバイスは指導しましたが、ジェスチャーやそれ以外の工夫は本人たちがしたものです。
この数週間での代表者の成長した姿に、改めて「子どもの力ってすごい!」と感嘆しました。
(写真:暗唱するだけでなく、身振り手振りで感情が伝わるようにプレゼンします)