2013/4/11 木曜日

新3年特別講座・「舟を編む」テレビ東京コラボ授業

カテゴリー: 28プロジェクト:社会 — 漆 @ 18:18:46

今日は全校オリエンテーションです。

 1年生はカフェテリアでみんな一緒にランチタイム。

こうして学校に少しずつ慣れていきます。(今日もまだ教室へ行くのに迷っていましたが)

春休み中にテレビ東京さんのご厚意で行った特別講座のご紹介です。映画の内容はもちろん、アナウンサーの方々に将来の仕事についての質問もでき、生徒達にとって心に残る体験だったようです。

学年の工藤、田辺からの報告です。

特別講座(映画『舟を編む』公開イベント)

春休み中の4月2日、新3学年では特別講座を行いました。

4月13日(土)全国ロードショーの映画『舟を編む』の公開イベントとして、テレビ東京とのコラボ授業が実現しました。この映画の原作となった2012年の本屋大賞第1位に輝いた三浦しをん著『舟を編む』では、辞書編集部に異動することになった主人公が言葉に対する天才的なセンスを生かしながら15年という歳月をかけて辞書作りに挑みます。中学2年生から希望者31名が集まり、まずは特別講座の事前準備ということで3月の修業式後に辞書作りの作業を模擬体験しました。
「学校」「人生」「やばい」「ださい」の4語について語釈と用例を考え、友達同士で発表し合ったところ、「学ぶことを志す者が通うところ(学校)」「人が生まれてから死ぬまでの抽象的な概念(人生)」「世間的にみておかしい服装(ださい)」「危機的状態になったときに使う言葉(やばい)」などの語釈が生まれました。そして迎えた特別講座当日、六本木にある試写室にて映画を鑑賞した後、3名のテレビ東京アナウンサーが登場し、意見交換をしました。
まずは映画の感想についてです。
生徒からは「辞書に対する思いや日本語に対する思いがすごく伝わってきて、何も考えずに使っていた言葉や日本語に対してすごく色々なことを考えさせられたし、ものつくりに対する熱意も感じられて前向きになれました」と大人顔負けの感想が飛び出し、アナウンサーの方から「中学生とは思えない意見ですね。とても素晴らしい!是非アナウンサーの採用試験をうけてください!」とお褒めの言葉をいただきました。
次は、映画を見る前に考えておいた映画にも出てくる「恋」の語釈と、これから先の未来にむけて「夢」の語釈の発表です。「恋」の語釈を考えることは恥ずかしかったようですが、「他者に対して好意を持つこと」、「思い通りに行かないこと」、「甘酸っぱいもの」という本当に辞書にのっていそうな正統派もあれば、「“変態”という語句の両方の字の部首を組み合わせた文字」という変わったものも登場し、事前準備の成果を存分に発揮できました。
最後にアナウンサーの方が質問を受け付けてくださり、「将来の夢を決めたのはいつか?」という質問には「学生のときからアナウンサーになりたいと思っていました。無謀だとか無理と思う様なものでも夢を掲げて、段階的に目標を設定しそれにむかって努力することが重要です。
結果的に夢が叶わなくてもそれまでにした努力は決して無駄になりません。」というアドバイスもいただき、言葉について考えるだけでなく人生の先輩に夢に向かって努力する姿勢も教えていただく良い機会となりました。
今回の特別講座は、夢に向かって努力し続ける美しい言葉を使う素敵な女性への第一歩となりました。

   
   

 

*卒業生の八木沼純子さんが座長を務めるアイスショーが連休に横浜であります。浅田真央選手、高橋大輔選手、村上 佳菜子選手などがゲスト参加する日もあります。私も見に行ったことがありますが、スケートはスピード感がテレビで見るのとは全くちがってすごい迫力です。