活け花の授業 3回目
今朝、玄関に立っていると、理事長のところにトコトコっと1年生、2年生が寄ってきて「土曜はありがとうございました」「ごちそうさまでした」と挨拶していきます。
インターアクトクラブの子達が地域のデイケアセンターでボランティア活動をし、そこに理事長がお菓子を差し入れたのだそうです。(昨日、たまたまそこに車いすで参加していた卒業生に会ったのですが、「後輩達が本当に優しくてしっかりしていて、それでいて出過ぎず、さりげなくて感激した」と言っていました。顧問に聞くと、動けないお年寄りに気遣ってさっと目の前に物を運んだりしていたそうです)
理事長が「ドーナッツ一つで恐縮しちゃうよ」と言っていましたが、ちょっとしたことでも人に何かしてもらったあと、こうしてきちんとお礼を言える心遣い、素敵だなぁと思いました。
先日も、挨拶している私に気づかず、目の前を素通りしようとした子を、隣にいた友達がトントンと肩をたたいて促していました。1年生でした。
今、キャスターとして活躍している卒業生が、品女で身につけた「挨拶とお掃除」が社会人になってどれだけ自分を助けてくれているか分からない、と言っていました。
この子の卒業した20年前の本校と比べると、進化したところもある一方、こういう「当たり前のことを大切にする」という面が弱くなってきているような気もして気がかりだったのですが、また少しずつ、言われなくてもできる子が増えて来ていたようでほっとしました。きっとお家でも教えられているのでしょうね。
いけばな3回目の授業です。