合唱祭
金曜は合唱祭がありました。
私は前夜から咳がひどくなり、念のため朝、隣の病院に行ったところ、なんと、インフルエンザA型!
思わず、お医者に「先生、発症したらうつらないって聞いたことあるんですけど、私、今日が合唱祭、明日はPTAの会があってどうしても学校、休めないんです!」と懇願したところ、
「校長先生はホールで合唱聞いてなきゃならないんでしょ?ホール中がインフルエンザになっちゃいますよ。修学旅行を途中であきらめさせることもあるんですよ」と言われ、しょぼん。「こんなことなら病院なんかいかなきゃよかった~」と当日、出校停止で参加できなかった生徒の気持ちがよく分かりました。
前日に教員合唱の居残り練習もしたのに。委員の生徒と挨拶の打ち合わせもしたのに。
みなさん、本当にごめんなさい。
今朝、玄関前にマスクをして立っていると、「大丈夫ですか?」「回復おめでとうございます」と声をかけてくれる生徒達。
海外にいる卒業生からは、なぜか「先生、入院したんですって?ショックです」なんて気の早いメールは来るし(いったいどういう品女連絡網が世界に広がってるんだろう?)
理事長が、「合唱祭は本当に立派だった。歌はもちろん完成度が高いけど、鑑賞態度もりっぱ。目をつぶって聞いていると観客席に人がいないようだった。委員の生徒がしっかりしてて運営もすばらしかった。教員合唱もよくあれだけ集まったなぁ」と言っていました。みなさんの立派な姿を見られなくて本当に残念です。
私は今年で教員25年目ですが、入院以前の病気で学校を休んだのは初めてです。(そうか、だから卒業生の誤解なのね)しかし、伝染病には勝てませんでした。
始業式にみんなに予防しろしろといっておきながら・・・情けないです。
しかし、私、予防接種、うがい、手洗い、ビタミン摂取、すべてしてたんですよ。これは何かのメッセージなのかも。6年生のみなさん、私のあと一つやっていなかったのはマスクです。隣の院長先生曰く、「実はのどより鼻から感染する率が高い」とのこと。これから受験が終わるまで、予防のマスク、絶対してください!
と言うことで、報告は教頭の畑尾からさせていただきます。みなさん、ご迷惑、ご心配おかけして申し訳ありませんでした。
1月23日(金曜日)に第28回合唱祭が五反田のゆうぽうとホールで行われました。
ほとんどのクラスは朝、学校で声出しや練習を行ってから会場に集まりました。中等部の発表から始まりましたが、とてもレベルが高く驚きました。1年生も初めてとは思えない堂々とした発表で、落ち着いていて保護者の皆様からも1年生とは思えないなどの感想が聞こえてきました。中等部生の場合は成長期で学年により声の質も変わっていきますが、どの学年・クラスも日頃の練習の成果を感じさせる発表でした。
後半は高等部の発表です。高等部の音楽の授業は選択授業となっていて自主練習で音取りから曲想までを自分たちで行いますが、事前の練習日で聞いた感じでは心配なクラスもありました。しかし、さすがに高等部生、当日は見違えるような仕上げでの発表となっていました。
生徒たちは、いろいろな生徒会行事や学年行事などを通し短時間で仕上げるコツをつかんできていると感じました。
番外で留学生の合唱と教員合唱が行われましたが、生徒からのあたたかい声援が送られていて、とてもよい雰囲気を感じ嬉しく思いました。
当日は校長がインフルエンザで会場入りを医者に止められてしまいました。理事長が代わりに舞台挨拶に立ちましたが、生徒たちには懐かしさもあり、大いに盛り上がりました。
合唱祭は発表者と観客が一体となり感動が伝わってくるのもだと思います。当日の舞台での服装を含めたマナー、聞く態度もよく、年々完成度が高くなっていると感じています。私自身、どのクラスの発表も生徒の皆さんの思いが伝わり背筋がジンジンとしびれ感動しました。
合唱祭ではスカート丈など100点だと思っていましたが、翌日の登校している様子からは60点くらいかなと感じ、その点はとても残念です。生徒の皆さんの合唱祭に臨む真摯な気持ちが、日常の学校生活でもいきている学校になって欲しいと願っています。