体操部同窓会・21教科イチ押し見学会(国立国会図書館国際子ども図書館)
先日の体操部同窓会の様子です。
このカフェテリアがバラ園だったころの卒業生、体操場だった頃の卒業生、西棟に床運動場があった頃の卒業生・・・各年代が大集合。
全国大会優勝選手、オリンピック選手もいました。子供連れの人もいて昔の写真を見ながら盛り上がりました。
教科イチ押し、引率の名小路からの報告です。
国立国会図書館国際子ども図書館に、生徒20名と教職員2名で訪問し、2グループに分かれて図書館内を巡りました。
国際子ども図書館は、ルネサンス様式の洋風建築。建築家の安藤忠雄さんが改修工事の際に関わっていて、貴重な古い建築物に新しい要素が加わり、図書館に入る前からため息がでそうなくらい美しい建物でした。
私が引率したグループは、最初ホールで説明を受けた後、1階の「子どものへや」で本を閲覧しました。どこで本を読んでも明るくて読みやすい特別な環境がつくられていて、本に影が出来ない不思議な空間でした。生徒達は、自分が昔読んだ本や、YAで現在読んでいる本を手に取り、思い思いに過ごしていました。
隣の世界を知るへやでは、各国の『魔女と宅急便』を見せていただきました。海外で日本の本を出版される場合、表紙等が全く異なる場合が多いそうです。海外の国々の宗教や文化に合わせて絵の雰囲気や主人公の名前を親しみやすいものに変更しないと、売れないのだそうです。これは、生徒のみなさんが社会に出たあとに参考になりますね。
書庫では、昔からの小学生向けの雑誌などが保管されているのを見学しました。付録も貴重な風土資料になるので、すべて保存するそうです。これは、膨大な所蔵量になるなぁと思っていたら、お隣の敷地に新館を建設中で、平成27年にオープンだそうです。3階の本のミュージアムは、白い漆喰の壁に囲まれた天井の高い空間で、暖かい白さが快適なお部屋でした。生徒達は、
「久しぶりに、昔読んだ本に出会って、子どものころを思い出しました。」
「建物が素敵で、ここで住みたいです!!」
「こんな場所で働いてみたい!」
「落ち着く空間です」
など、様々なコメントをしていました。
他の図書館と比較している生徒もいて、子ども図書館の素晴らしさを体感していたようです。