教科イチ押し⑫「東京地方裁判所」
裁判所の傍聴は、その日の裁判の内容によっては生徒にとってショッキングなものだったりして、戻ってきてからも話題になります。
この日はまず、1年生は傷害と外国人不法入国、2年生は覚醒剤取締法違反、3年生は詐欺の裁判を傍聴しました。
1年生は最初に傷害事件の被告人を目の前にしてちょっと怖い気持ちもしたようですが外国人不法入国の裁判では、国にいる家族のことなど被告人の身の上を聞き、人を裁く法廷でその人となりが詳細に語られる重要性に感じるものがあったようでした。
裁判の傍聴の後は、1~3年生が集まって模擬裁判をしながら、書記官の方に裁判の過程についての説明を伺いました。
実際に使われている法廷での模擬裁判で、裁判長役の生徒は黒い法服も着て、皆なりきっていました。
普段なかなか立ち入ることのない場所に行き、興味深く感じた生徒が多かったようで、最後の質疑応答では「今日傍聴した裁判の判決はどうやって知ることができますか」という質問も出ました(先生を通じて問い合わせてくださればお答えします、というお返事でした)。