芸術鑑賞 ル・ベルベッツとの出会い
昨日、国際フォーラムで行われたオリンピック選手とオケとル・ベルベッツのコラボコンサートには、300名以上の本校関係者がお邪魔しました。
芸術鑑賞のご縁で今回のご案内をいただきましたので、今日は、感謝の気持ちを込めて、彼らとの出会いについてお話しします。
それは約一年前。知人から「感動して涙が出た。応援したいから是非、聞いてみて」との紹介でした。
そして、実際に歌を聴き私も心を打たれ、プロデユーサーの「韓流ブームの中で、本格的に音楽を学んだこのグループで日本の音楽文化を発信したい」という志に共感し、是非、生徒たちにも聞かせたいという思いが生まれました。
まだ翌年の芸術鑑賞の計画に間に合う時期だったので、全員が音大で本格的に声楽を学んだ彼らと、オーケストラとのコラボという形ができないかと思いつきました。
しかし、まだ世の中にそれほど名前が知られていない時期だったので、そのような初めての試みをスムーズにコラボしてくれるオケがあるかどうかも分かりません。
そこで、頭に浮かんだのが指揮者の飯森さんのことでした。国内外のメジャーなオケの指揮者として活躍する傍ら、地方のオケを大改革して全国でツアーができるようにしたり、「のだめカンタービレ」や「おくりびと」の音楽監修をしたりと、様々な分野でチャレンジングな活動をしている彼ならうまくつないでくれるのではと思ったのです。
幸運にスケジュールが合い、最終的に生徒も参加する形であのような鑑賞会が実現しました。
音楽好きな生徒はもちろん、クラシックに全くふれたことがない生徒たちの入門の機会になるような演奏会にしようと、ベルベッツ、総合プロデユースをする会社、飯森さんはじめ東京交響楽団のみなさん、本校の担当教員の約一年間の準備が実った瞬間でした。
生徒たちの盛り上がりを見ていて、大変だったけど、チャレンジして本当によかったねと喜び合いました。
その後、今回のコンサートもそうですが、東京交響楽団からもコンサートに生徒が招待したいただいたりとご縁が続いています。毎回100人以上の生徒が申し込んでくることをとてもうれしく思っています。
「28プロジェクト」私たちがいつも見つめているのは、生徒の未来です。
昨日、20代担任による説明会でも「生徒の将来を思って」「生徒の成長を見ると涙が出る」という言葉が口々に出ていました。
仕事だけでなく、音楽やスポーツなど、趣味の世界でも好きなことに出会って毎日充実した時間を過ごしてほしい。何がどの子にぴったりくるかは分からないけれど、品女で過ごす6年間に、沢山の出会いを用意していきたいです。
*2日に行われた、社会科の特別講座「新聞で読み解く国際社会」が毎日新聞に掲載されました。詳しい様子はのちほど社会科からお伝えします。