2012/9/1 土曜日

始業式

カテゴリー: クラブ,その他,行事 — 漆 @ 17:14:49

今日から2学期が始まりました。まだ暑さは残る中、生徒たちは元気です。

始業式では、生徒たちにこの夏のチャレンジの報告をし、体験から学んだものをシェアさせてもらいました。

夏休み中、私は、トライアスロンの世界選手権、年齢別部門の日本代表に選ばれ、スペインで行われた国際大会に出場してきました。

きっかけはマイナスの出来事から。 50歳になってから、体調を崩すことも多く、落ち込む出来事もあり、何で私ばっかり~と、何となく後ろ向きな気持ちになっていました。

そんなとき、ふと、「生徒たちにとっては毎日が新しいことへのチャレンジ。目標も、悩みさえも未来に向かってるんだ」と気づきました。

被害者意識を持っていると、過去と他人に心がとらわれて未来に向かない。仕事以外でも不可能なくらい大きな目標を立てよう!と決めました。

それが、初挑戦の154キロの国内レースでした。世界戦の選考会も兼ねていたので、「私、世界を狙ってるの」と仲間には冗談で言っていました。

ここからが不思議なんですが、こういう不可能な夢を語ると周りが手伝ってくれるんです。一人では心細いだろうと、数人のチームメイトが同じ大会に申し込んでくれ、自分のタイムを捨てて伴走してくれるという人までいました。

しかし、春に内耳障害になり、世界大会のことはすっかり頭から消えてしまいました。 頑張っているときほど、思い通りにならないことが起きるとモチベーションが下がるもので、始めたときよりマイナスになっていました。

それでも、入学式に間に合わせようと、リハビリし、まっすぐ歩けるようになったとき、心の底から感謝の気持ちがわいてきて、「また、できることから始めよう!」と思えるようになりました。

そして、6月には予選に出場することができました。

レース中、チェーンが外れて転倒したとき、「歩けなかったんだから、ここにいられるだけで幸せ」と、また感謝の気持ちが沸いてきて、不思議と痛みを感じずに、続けることができました。

12時間、水と補給食だけだったので、最後のランでは、足より胃が痛くなり、這うようにゴールしましたが、心は達成感でいっぱいでした。 そして、「こんな苦しくて痛いロングはこれが最後。一生の思い出だわ。戻ったらのんびりしよっと」と表彰式を見ずに帰ってくるとメールが・・・。

「おめでとう!エイジ2位、世界選手権、取れてます!!」

冗談だと思って確認すると、選手権取得者の最下位、あと7分遅かったらダメ。というタイムで滑り込んでいたのでした。

感激もつかの間、出場するかどうかを一週間以内に決めなくてはならず、問題は山積。 夏休みとはいえ仕事はあるし、足切りタイムが厳しくて完走できないし、自転車の組み立てできないし・・・。

私より上位で通った人に電話をすると、「日の丸背負って行くのに、絶対、足切りに引っかかるから辞退する」とのこと。

この時点では、やらない言い訳が頭の中をグルグルと回っていました。

長文におつきあいありがとうございました。続きは明日。

*部活表彰

【ダンス部】
「さんぽう×日本工学院主催 高校生ダンスコンテスト’12夏」
特別賞 Bumpy nuts+

【水泳部】
■中等部
「第36回 関東中学校水泳競技大会」400mリレー 第2位 小野寺・坂本・高橋・佐藤
■高等部
「平成24年度 品川区社会を明るくする運動」小畑
「第80回 日本高等学校選手権水泳競技大会」100mバタフライ 第7位 小畑
「第35回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」
・100mバタフライ 第2位 小畑
・50m自由形  第5位(3位と0.01秒差)市川
・400mリレー 第4位 市川・小畑・加藤・藤澤

【吹奏楽部】
「東京都中学校吹奏楽コンクール」B組 銀賞
「東京都高等学校吹奏楽コンクール」金賞

【テニス部】
「第1ブロック春季大会」
・シングルス3位 妹尾
・ダブルス2位 妹尾・河野
「品川区大会」優勝
星野・妹尾・福井・中谷・宮澤・長塚・髙田・塚田
金丸・今村・加治屋・宇田川・大森・栃原

【バトン部】
「東京都高等学校バトン連盟選手権大会」第5位
「ジャパンカップ2012」優秀賞

【体操部】
「平成24年度 品川区社会を明るくする運動」渡邉・野尻
「東京都体操競技 種目別大会」
跳馬(第3位(、段違い平行棒( 第2位)、平均台(第3位)田嶋
「全日本ジュニア体操競技選手権大会」
エレガント賞 河久保(※今年ロンドンオリンピックに出場した日本代表の田中理恵選手が取った賞と同じものです。)