2012/8/29 水曜日

⑰大学出張授業(成蹊大学・経済学部)

カテゴリー: その他,授業・学習・進学 — 漆 @ 15:55:00
  今日も暑いですね~。

これ、何の花でしょう?(お盆で福島に帰ったとき、庭で撮影)

ハイビスカスに似ています。

   よーく見ると、とがった実が・・・。

花がしぼんでぽろっと落ちると、その下から帽子を脱ぐように実が出てくるんです。

一日で大きくなります。

オクラです。51年生きてきて初めて見ました(^^;)

さて、大学出張授業最終回。担当の権藤からの報告です。

成蹊大学 経済学部 福澤光啓先生

福澤先生のご専門は競争戦略・技術経営論ということで、高校生には難しい研究内容なのではないかと思っていましたが、実際のお話しでは、とても具体的な内容を、平易な言葉で説明していただきました。
例えば、高校生にもわかりやすいように、先生がもの作りの現場(自動車工場)に密着して調査をされた時の実体験からお話に入られました。
実際の自動車組み立ての工程や、熟練した工員の動きなどを具体的に示し、日本の自動車産業がどのような経営方針や戦略から発展してきたのかをわかりやすく話していただきました。

また、社会科学・経済学・経営学などの言葉を次のようにわかりやすい言葉で紹介していただきました。
社会科学とは、社会で起こっている事柄(現象)を論理的に探っていく学問で、経済学ではそれをお金ベースで考える。また経営学の目的は、うまい仕組みを作ることでみんなが幸せになれるようにすることだ、と熱く語っていただきました。

アップル社のスティーブ・ジョブズ氏のお話や、メルセデス・ベンツ社とトヨタ社の戦略の違いなど、競争戦略そのものに関するお話もたくさんありましたが、一貫していたのは、「もの作りは、ただの物作りにあらず、お客さんの笑顔を作ること」という先生のお考えで、聞いていた生徒もはっきりとそれがわかった講義だったと思います。