2012/7/7 土曜日

日本文化を伝えるお芝居「日本の面影」のご案内

カテゴリー: お知らせ — 漆 @ 17:48:17

本校では「日本を知る」をテーマに、礼法、華道、茶道、浴衣の着付け、能楽鑑賞などを行っていますが、その日本の美徳を伝えるお芝居をご紹介します。

*「日本の面影」のご案内

明治時代、ジャーナリストとして来日した小泉八雲ことラフカディオ・ハーンを題材としたお芝居です。NHKでもドラマで放映されたことがあります。主演は、草刈正雄さん・紺野美沙子さん。 紺野美沙子さんは、UNDP親善大使としても知られていますが、途上国を視察をした経験から、日本文化を伝える作品づくりに携わりたいという思いで、今回の作品を、紺野さんご自身が企画・公演するとのことです。 英語字幕がつく日もあるそうでなので、外国の方も誘ってみてください。 また、着物で来場した方は記念品がいただけるそうです。

*『日本の面影』 日にち:7月12日~25日 時間:14時または19時。詳細はこちらで確認してください。 場所:俳優座(六本木) 料金:前売り・7000円  当日券・7500円(全席指定) (学生は5000円 ※前売りのみ。学生10人以上まとめて申し込めば3500円)

チケットをご希望の方は以下メールアドレスに連絡をしてください。 「品川女子の関係者です」というと500円引きにしてくれます。

* 問い合わせ:(有)グリーンオフィス  green.o.saito@gmail.com

*以下が、主演の紺野美沙子さんからのメッセージです。

「日本の面影」は山田太一さんの脚本で1984年にNHKのドラマで4回シリーズで放送されました。その後「地人会」という演劇グループで舞台化され、再演を重ねた名作です。

今回7月の上演は、3年前から決まっていましたが、震災後「日本の面影」の描く古き良き日本の姿、小泉八雲のセリフのひとつひとつの重みが増しているように思えます。

例えば「科学ハ世ノ中ダメニシマス」という台詞です。

「単純、温和、丁寧、親切、微笑み、幽霊」など、八雲の見た明治半ばの日本人の美徳を、現代の私たちが触れることで「日本人の心の温故知新」になればと私は思っております。

もうひとつ今年は「古事記編纂1300年」ということで、「日本人の心のふるさと」が注目を浴びている年でもあります。「日本の面影」は、古事記について、八雲とその妻セツが語り合うシーンから始まります。

この作品との出会いを大切に、長く全国で公演をしていく予定です。

作者の山田太一さんも大変、今回の再演を喜んで下さり、取材にも大いに協力して下さっています。

スタッフ・キャストともに演劇界最高の実力派の方たちが集結しました。

小泉八雲とセツの家族の物語は現代にも不変のものです。

小学生から大人の方まで家族そろって楽しめ、歴史や文学の知識も得ることが出来ます。劇中の怪談で、涼しくもなれます!

これまで、UNDP親善大使として、途上国を10年以上に渡り視察をした経験から、日本文化をきちんと伝える作品づくりに携わりたい、という気持ちが年々強くなって参りました。

今回は16公演のうち4公演、英語字幕もつけます。日本在住の外国人の皆さんにも観て頂きたいと思っています。着物で御来場の方には記念品も差し上げます。