2008/7/22 火曜日

校歌の作曲者

カテゴリー: その他 — 漆 @ 17:21:12

本校の校歌の作曲は「下總皖一・しもおさかんいち」日本の近代音楽の基礎をつくった人と言われています。今日はこの方のご紹介をします。

本校の校歌の作詞者は歌人「与謝野晶子」と知られていますが、作曲者は品川ファミリーでもご存じない方がいらっしゃるかもしれませんね。どんな歌を作曲しているかというと、

「ささの葉さらさら のきばにゆれる・・・」七夕さまの歌、お父様お母様はご存じですよね。(生徒は知っているんでしょうか?野茂で自信なくなった。)

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下總皖一は東京音楽学校(現東京芸術大学)を首席で卒業し、文部省の研究員としてドイツへ留学、帰国後、母校東京音楽大学で教鞭をとり、音楽部長をつとめました。

「たなばたさま」「はなび」「野菊」「ほたる」など教科書に載るような曲の他、合唱曲、器楽曲、協奏曲、箏や三味線など日本の伝統音楽など、作曲分野は多岐にわたりました。また、多くの音楽理論書も著わし、音楽教育に携わり、後進に道を拓きました。

「高く飛ぶ鳥は地に伏すこと長し」若い人に向かっていつもこの言葉を投げかけていたそうです。

↓HPの校歌のページです。校歌の発表会には自ら指揮をしてくださったそうです。

http://www.shinagawajoshigakuin.jp:80/01guide/04s.html

83年の歴史の中、様々な方のお力添えがあって本校の今があるんですね。在学中、みんなで校歌を歌える機会は何回あるでしょうか。これを機会に戦中戦後、校歌の歩んできた歳月に思いをはせ、始業式には一人ひとりが心を込めて歌ってくれるとうれしいです。

*この度、生誕110周年記念コンサートが開催されるとのことで、本校にもご案内をいただきましたのでご紹介します。

「下總皖一と星祭」8月8日(金)開演18:30 台東区立旧東京音楽学校奏楽堂

前売り3千円、当日3千5百円、問い合わせ先 パワーM0480-22-4044