ゲストにびっくり!
今日は、高等部は模試、中等部は総合学習の日でした。
中3の総合学習のご紹介をします。
今年のテーマは「食育」。今日は、中央酪農会議様(「牛乳に相談だ」のCMでおなじみの公的機関)、電通様のご協力で牛乳を通じての食育講座を行いました。
生徒は体操着に着替えて(なぜ?)体育館に集合!
はじめに中央酪農会議の前田事務局長からレクチャーをいただきます。
次に、酪農家の方から牧場での生活のお話し。
そして、ゲストとご対面!
ゲストは・・・
牛2頭です。しかも体育館に。(今日は高等部は模試なので、うるさくならないようにと、掃除のリスクをとっての配慮です。)
生後一ヶ月、お目々くりくり、もうかわいいのなんのって。生徒が来る前になでなで。ミルクをちょっとだけやってみたら、もっとほしくていきなり柵に飛びかかり、ああびっくりした!
生徒は牛を見て大興奮。ほんとうに牛が来るとはとは思わなかった~と、おそるおそる触る子、抱きついてほおずりする子。
「からだ、あったか~い」
「毛がかたい~」
「あたまくりくり、カールしてるぅ」
「ミルクすごい力ですうよ~」
「髪の毛食べられた~」
(なぜかクールな子に聞いたら、「うちのそばに牧場あるから」。そうか、栃木から新幹線通学だったわね。)
他にも、こんな感想が。(数人のを合わせてまとめました)
◆1リットルの牛乳をとるため400リットルの血液が必要。私たちは母牛の命である牛乳を飲み、残したりしている。
◆牛は人間に一生を捧げているような気がする。常に妊娠させられてミルクを出して一生を終える。家にあっても何気なく飲んでいた。これからは乳製品食べるとき感謝を忘れてはいけない。
◆逆子の出産シーンのビデオが心に残った。牛も人間と同じ一つの命があるんだ。
◆牡に名前がつかないのはかわいそう。数ヶ月で食用に育てる所に出されてしまう。
◆胃が四つあってびっくり(知らなかったのね)。牛の種類によって、牛の食べ物によって牛乳の味が違うと初めて知った。
◆食糧自給率があんなに低い(高いという子も)と思わなかった。自給率は、食文化によってちがう。
◆酪農家は大変な仕事。日の出と共に起きる。大晦日が仕事納め、元旦が仕事始め。店頭に並んでいる牛乳にはそんな苦労があったのか。
◆消費量が減っていると聞き、牛乳は飲めないのでチーズやヨーグルトをたべるようにしよう。
◆えさがまずかった(食べたのね)
専門家の方に来ていただき、実際に牛とふれあった体験は、子供達の中に「食」に対する関心と敬意を呼び起こしてくれたようです。