ホストファミリー募集
9月にオーストラリア姉妹校イプスウィッチガールズグラマースクールから14名の生徒が本校を訪問予定で、ホストファミリーを募集しています。現在10家庭からの申し込みがありましたが、あと3名分ステイ先が見つかっていません。
文化祭の時期ですので、文化祭の実行委員等で期間中あまりにも多忙な生徒(朝早く登校して遅くまでいる生徒など)には受け入れは難しいかもしれませんが、英語を使って他国の生徒と深い交流をもつ絶好の機会ですので、ご協力いただける方は是非国際交流部までお問い合わせ下さい。
ホストファミリー募集の詳しい案内です。
http://diary.shinagawajoshigakuin.jp/international/?cat=12
姉妹校の玄関の写真です。歴史ある名門校として知られた学校です。
日本の多くの学校がエージェントを通じて姉妹校探しをしていた時期、この学校にも申し込みが殺到していたそうです。
そのころ、本校はまだ姉妹校がなく、私が海外研修の生徒引率をする傍ら姉妹校探しをしていました。何校か事前に条件の合う学校(女子校、寮がある、進学校等々)を調べ、アポのとれたところを訪問した中で、ここがあらゆる条件に照らして抜群によく、一目惚れしてしまいました。
こんな環境のいい素敵な学校に生徒が留学できたらどんなに喜ぶだろう!とダメ元で、本校の美点(東京にあるとか)を並べ立て、「是非、交流をさせてほしい!」と熱く語ったところ、「これまで日本の学校から沢山お話しいただいたけど、あなたの学校ならいいわ」とあっさりその場でOKされてしまいました。
「ええ~、うちを見なくていいの??」と驚きましたが、このときアレンジをしてくださった旅行社の方が私を校長先生に紹介する際、気を利かせて学校の創立者が曾祖母であることを伝えてくださったことで、「女性の創立した学校とはすばらしい!」「オーナーが直接来た学校は初めてだから信頼できる」と言われました。
日本の私学は学校法人なので、オーナーというわけじゃないんですが、こちらの国では「決定権のある人が直接来た。敬意を払っている」と見られるんですね。文化の違いを感じ、名字に感謝しました。
(この旅行社の担当の方は、いつも自分の仕事の領域を越えて親身になってサポートしてくださる方で、この方がいなかったらこの姉妹校提携も成立していなかったと感謝しています。ちなみに、その後、この世界で2番目に大きい旅行社の史上最年少役員になられたそうで、目の前の仕事を相手の立場に立って精一杯やる人は社会が必要とするんだなぁと感じました)
姉妹校にはこれまで、短期長期、何人もの生徒が留学し、先方からも短期間ではありますが、生徒が訪問してくれています。
先日、たまたまある教員が国連大学に行ったところ、姉妹校で3ヶ月留学を経験し、国際教養学部へ進んだ卒業生が、国連難民高等弁務官事務所でインターンをしていて、流暢な英語で案内をしていたそうです。(中学でABCから学び、英語が大好きになり、いたずら書も英語でしていたような子でした。28プロジェクトの種をまきはじめた頃の学年です。)
今は、為替の関係と、クイーンズランドの留学生受け入れ規定が厳しくなった分、学費が高くなり、長期留学を希望する生徒は減っていますが、今回のような交流を続けることで長年築いた姉妹校としての信頼関係は大切にしていきたいと思っています。
姉妹校のHPです。