2012/3/3 土曜日

ホストファミリーと対面(NZ修学旅行)

カテゴリー: 28プロジェクト:世界 — 漆 @ 18:22:16

今日の朝食は夏の制服で集合。各クラスが揃っているか班長、委員が確認し、会場へ。
遅刻には厳しいです。

ビュッフェの取り方も慣れてきました。
朝食のメニューは、フルーツ、ハム、スクランブルエッグ、焼きトマト、マフィン、デニッシュ、トースト、ハッシュブラウン(ポテト料理です。生徒たちこれがお気に入り)

食欲はどうかな?と、今日はビュッフェの終点でお皿の中身を覗きました。(写真)
栄養バランスよくとっている子に聞くと、やはりお家で言われているようです。

トーストを13枚食べたという子がいたので、
「いつもそうなの?」と聞くと、
「家ではこういうものとか脂っこいものとかが出てこないので、ここで食べようと思って」
お父さんの健康管理だそうです。なるほど、そういうケースもあるのね。

食事が終わって最後の全体ミーティング。
委員の子達がほんとうにしっかりしていて、担任のようです。人は立場でものを考えるんだなぁとあらためて感じました。

そして、ふと、この子達と同じ部活、同じ委員だった子のことを思い出しました。先日、新入社員の出し物の練習をと、数十人をひきつれて学校に来ていた子です。就活セミナーでも学生に話をしてくれました。

「修学旅行のときは大変だったね」と言ったら、「楽しみました!」と言っていました。

今のチャレンジは必ず将来につながります。

さて、トランクを部屋からおろして、バスへ。みんな緊張気味です。
晴れたと思ったらザーッとシャワーの繰り返し。傘と日よけの両方がいるような天気です。

数十分バスに乗り、各交流校に到着。
コーディネーターさんからオリエンテーションです。これからお世話をしてくださる方です。電話も24時間体制で対応してくれます。

「バスは手をあげないと止まりません」
「食べられないものは、はっきり言わないとずっと出てきてしまいます」
「シャワーはタンクが空になってしまうので五分から十分で」
実際、砂時計を渡されたことも。
「こちらでは小さい子でもお手伝いは当然します」
「最近はインターネットのトラブルが多いので‥‥」
「道に迷ったら」等々

出発前にも聞かされていましたが、いよいよそれを目の前にひかえてもう人ごとではいられません。みな、すごい勢いでメモをしています。

「鼻をすするとか、体から出る音は嫌がられます」といわれ、
「咳もですか?」と質問。必死です。

オリエンテーションの最中、ホストファミリーが集まって来ました。生徒は気もそぞろ。
どの人が自分の家族になるんだろう‥‥。(ウイーン少年合唱団のようなイケメンの少年に視線が集中しているような)

ニュージーランドは 多様性を大切にする国で様々な人種の人が暮らしています。そして共通点は、おおらかで親切なこと。どのファミリーも満面の笑顔で迎えてくれました。

おおらか過ぎて、例年、お迎えを「あら、明日じゃなかった?」と忘れられることがあるのですが、このグループは大丈夫でした。(と、私が事前に言っていたので)最後の一組の子達がホッとした表情で連れられていきました。

ロングコースの子は約三週間、ホームステイをします。

異なる文化に戸惑ったり、ホームシックになったり、同宿の友人とケンカしたり‥‥。

先輩たちもみなそれを乗り越えて成長して帰ってきました。

どんなできごとも事実は一つ。自分がそれをどう捉えるかです。
捉え方次第で、自分にとってプラスにも、マイナスにもなります。

くじけそうになったら、朝礼の壺の話を思い出してくださいね。

週末は各担任がせっせと撮り溜めた写真を担任ブログにアップするそうなので、保護者のみなさまはそちらをご覧ください。