白ばら就職情報交換会
今日は、私たち教職員は一年をしめくくる会議の日。
部活等で登校している生徒の中に、卒業したばかりの子の顔がちらほら。定期演奏会の練習や、卒業式の日に頼みそこねた教員のサインをもらいに来ているようです。
私服だとなんとなく大人っぽく見えて、なんだか少し寂しいです。
でも、こうしてすぐに遊びに来てくれてうれしいです。
卒業生とはずっと繋がっていたい。そんな卒業後のイベントの一つ、大学生向けの就活セミナーの様子をご紹介します。
就活中、就活前の大学生に向け、白ばら就職情報交換会を行ないました。 単なる就活のノウハウではなく、自分に合った企業を見極め、そこに「合う人財」として採用してもらうための「自分軸」を確認するための会です。 |
|
すでに内定をもらっている先輩、企業に勤務して数年の先輩たちが本音で語りアドバイスをし、また、ゲストスピーカーとして日本IBM株式会社 人事リクルートメント部長 渡辺 広樹 様にお越しいただきました。 来られなかった人のために私のメモをシェアしますね。 |
*仕事のやりがいは何ですか?
・よく、「お客様のありがとう」というが、内勤もある。専門知識が蓄積されて、目の前のことしか見えなかったのが、自分の仕事が全体の中でどう繋がっているのかが分かってくるその成長がやりがい。
・金曜のビールとお給料日(笑)
・自分のアドバイスでお客様の月商が十倍になったとき
・金融は資格をとらなければならないことが多いが、それが達成できたとき。
*就活中の学生へのアドバイスは?
・入試と違って就活は努力が報われないと言うが、苦しみも含め、その体験はその後の人生に必ず生きる。
・情報、噂に惑わされず、自分がどうしたいのかという軸をしっかりさせる。
・先入観をもたない。外資は向かないと思い込んでいて、1社行って、やはりそうかと決めつけたが、その後、いろいろな人に出会って、違う面があることを知った。幅広く見ておけばよかった。
・実際に就職してみると、仕事はほんとうに辛いもの。だからこそ、どういう人と一緒に働くかが大事。
・就活中、社員の人に「モチベーションは何ですか」と聞き続けた。会社によって傾向が違った。
・自分が大切にしている「人の役に立つこと」という以外の答えが多い会社は避けた。
・自分の大切にしていることが、その企業の大切にしていることと一致していると、合格もする。
・面接のとき、「自分は○○をしました」では意味がない。その出来事を自分がどう考え、どう行動したかを伝えることが大事。
・品女のことは面接で結構聞かれた。28歳を意識し続けたこと、様々な体験ができたことが生きている。
・70社出して書類で落ちて、面接では40社おちた、最終面接に2、3日連続で落ちたこともある。認めてもらえないと自分を否定することもあった。そういうときは、暗いオーラが出ている。落ち込んでいるときは、自分では分からなくなっているので、人に会ってアドバイスしてもらうなど、モチベーションを上げるようなことをする。
*渡辺様からは「逃げないメンタリティー」が大切というお話をいただきました。逃げないメンタリティーを分析すると、 ・プレッシャーのかかる環境から逃避しない ・環境や人のせいにしない、言い訳をしない ・失敗や挫折を糧にして成長できる ・叱られても立ち直りが早い |
そして、グローバル人材については、「まず、日本で活躍できる人。そこに異文化コミュニケーション力や語学力が加わる。また、社内で好きな仕事をできるとは限らないので、与えられた仕事にどう取り組むかが大切」というお話もありました。
先輩卒業生には、落ちた会社に手紙を出し続けて逆転合格という人もいました。
周りが決まっていく中で、取り残されるのは本当に不安だと思います。
迷ったら中高時代に達成感のあったこと、大切にしていたことを思い出し軸を立て直し、落ち込んだら自分のいいところも悪いところもよく知っている品女の仲間にあって、モチベーションをあげましょう。
在校生の皆さん、TOEIC650点以上でないと、配属されない。点を取るまで隔離されて勉強漬け。という話も出ていましたので、やっぱり英語も大事ですよ。