校長日記

2008/5/28 水曜日

カテゴリー: 卒業生 — 漆 @ 12:51:28

理事長が、校内のバラの写真をＡ４版に引き延ばしたものを持っていたので、何に使うのかな？と思ったら、｢今の季節に来る卒業生はバラが見られるけど、どんな季節に来ても懐かしいバラが見られるように｣とのことでした。

昔、スプリンクラーのない頃は「バラ当番」というのがあって、回り持ちでバラに水をやっていました。夏休み中も欠かさずです。

品川ファミリーにとってバラは学校のシンボル、特別な花なのです。（校歌にも歌われ、以前の校章にも現在のエンブレムにもバラが入っています）

先日、大学でお花の講義をなさっている方とお話ししていたら、経営しているフラワーショップに本校の卒業生が勤務しているとのこと。｢この人に任せれば何でも大丈夫という人｣とおっしゃるので、うれしくなって、｢お掃除と挨拶は？｣と伺うと、完璧だそうです。

そうなんです。この頃の卒業生曰く、
｢挨拶と返事とお掃除は誰にも負けません｣
｢当時は躾が大変厳しくてつらいこともあったけど、社会に出るとそれが自分を助けてくれる。後輩のため、そういう部分もなくさないでほしい｣

卒業生はいつも身をもって多くのことを教えてくれます。品川女子学院は常に前に進みつつ、卒業生が積み重ねてきた大切なものを守りつづけていきたいです。