2学期終業式
今日は終業式です。
表彰は、書道、演劇、軽音楽、バトン、水泳、体操。
私からは当たり前のことの大切さという話をしました。
震災後、逆境の中でも仕事が順調な人に共通していることが三つあるそうです。それは、
1,苦手な人ともつきあえる
2,苦手な仕事も自分でする
3,相手にとって何が大切かを一番に考える
相手のことを思いやる、人との繋がりを大切にする、そういう当たり前のことの価値が見直されているのでしょう。
今日、留学した生徒がやってきて、
「外に出てみて、日本の人は人の気持ちを大切にするってことに気づきました。日本人って熱いです。だからチームの力が出るんじゃないでしょうか。」と言っていました。
卒業生が在校生にこんな話をしていたことも思い出しました。
「チームで仕事をする上で大切なのは偏りのない物の見方です。自分が正しいと言い張るとみんながハッピーでなくなります。学生のときと違うのは、与えられた仕事をしているだけでは信頼されないということです。相手のことを考えてもう一工夫することが大切です」
生徒達には、年のかわり目を、日々何を大切にして生きるのかを考えるチャンスにしてもらえたらなと思います。
さて、中・高の式の間に6年生の激励会もありました。みな引き締まった表情でした。
生徒にとって大学受験は人生の大きな節目です。
勉強が思うように進まない、やらなければならないと分かっているのにやる気が出ない、人と比べてつらくなる・・・。
今、一人ひとりが、いろいろな思いを抱えていると思います。
努力しなければ結果はでないけれど、努力しても結果がでないこともあります。
でも、その過程に身につけたものは決して無駄になりません。
私にもいろいろな時期がありましたが、今、振り返ってみると、辛かったことも惨めだったことも、そのときは無駄と思われたことも、その一つ一つの点が繋がって道になっていることに気づきます。
今はきっと目の前の事で精一杯だと思いますが、どんな体験もすべては未来の自分の糧になると信じてこの時期を乗り切ってくれることを祈ります。
品川ファミリーみんなが応援しています。
*図書委員会からオリジナルの読書案内が配られました。教職員が推薦図書のコメントを書いた「先生おすすめブックリストです。選書にそれぞれの価値観が表れていて面白いです。冬休みの読書の参考にしてください。
校長日記は1月10日の始業式までお休みします。