オリエンテーション
今日は各学年、オリエンテーションの一日です。
1年生はきのう一日学習面のオリエンテーションがあったので、今日は生活面の話が中心。
2年生は5教科それぞれの目標や勉強方法と生活面の話。
3年生は習熟度別授業の意義、中等部のリーダーとしての自覚について。
4年生は高等部の単位や評価のシステム、文理選択、進路の話が中心。
5年生は6年生引退後のリーダーとしての自覚、進路に向けての生活面や環境の整備について。
(4,5年生は文化祭の企画のことについても話がありました)
6年生は進路が中心ですが、下級生が言われるような学習面や生活面の基礎基本は当たり前のこととして、最後の一年、プラスαをという話。
中1には、私からも人間関係についての話をしました。
まず、「人から言われていやな言葉は?」と聞くと、
「キモイ」「死ね」(こういう言葉を小学校で耳にしているのでしょう。私の世代とはだいぶ違います)
「では、キモイと言われて嫌な人は?」 多くの子が手をあげます。
「あまり気にならない人は?」 これもまた手があがります。
挙手の様子を首を回して見せ、違いを実感してもらいました。
今の子供の言葉を大人が聞くと、あまりにきつくて驚くことがあります。それと同じように、子ども同士でも、言葉を習得した歴史、使ってきた環境が違うので、同じ言葉をどう感じるかは一人一人違います。
人生経験の少ない子供にとって「相手の立場に立つ」ということは実際にはとても難しく、よかれと思って言った言葉が人を傷つけることもあります。
生徒たちには、それを知った上で相手の反応をよく見てコミュニケーションをとるようにと伝えました。
あれ?と思ったら「私の言ったことどう聞こえた?」と言葉で確認することで誤解にストップをかけられる場合もあります。
それと逆に自分が受け取ったほどの悪意なくきつい言葉を使う人もいるので、
「私はそういわれると嫌なの」と自分がどう感じたかを言葉にして伝えることも必要です。
違いがあって当たり前。違いがあるからこそ学びあえる。勇気を出して積極的にコミュニケーションをとることで、今まで苦手と思いこんでいた人が好きな人に変わったとしたら毎日はどのように変化するでしょう?
大人になれば仕事は好きな友達とだけではできません。6年間、試行錯誤し、大いに悩み、自分の力で乗り切ることで、タフでやさしい心を育て、人間関係を広げていってほしいです。
(とはいっても、中一の初めは登下校だけでも一苦労、楽しいこと、驚いたこと、つらいこと・・・毎日が新しいこととの出会いです。家族の皆様、どうかしばらくはよい聞き役になってあげてください。
「自分の力で乗り切る」ためのガイド役としてカウンセリングルームの担当者からもお話をしました。)