卒業式
昨日の卒業式は厳かな雰囲気の中、終了しました。
卒業生はもとより、在校生代表の5年生も「6年生の品川女子学院最後の日を思い出深いものに」と、立派な態度で臨んでくれました。式場の設営、花の活けこみ、受付・誘導の係、音楽の演奏など心を込めて協力してくれた下級生のみなさん、ありがとう。
卒業証書授与、各種賞状の授与と式は進んでいきます。時間の経過とともに徐々にすすり泣く卒業生の声が大きくなっていきます。その後ろ姿を見つめる家族の皆さんの目にも涙が浮かんでいます。皆勤の賞状を渡す時には、これを支えたご家族の苦労がしのばれました。
送辞、答辞とも、学校の内部の出来事だけでなく、広い視野で社会全体を捉えた内容でした。打ち合わせたわけでないのに、私の式辞と内容がリンクしていて、この学校で過ごす間に自然と社会への貢献意識を身につけてくれているんだなぁとうれしく感じました。
あるお母さんが、こんなことをおっしゃっていました。
「先生、うちの子、大学の書類に『趣味は品川女子学院の学校生活』って書いていたので、『面接で、大学入学後は?って質問されたらどうするの?』と聞いたら、『進学後は、趣味は大学生活と言えるよう、御校を選びました。って答えるから大丈夫』っていうんです。知らないうちに成長したんですね」
「学校が趣味」とは本当にうれしい言葉ですし、そのあとの話もうちの生徒らしいウイットに富んでいて、思わずにっこりしました。
これからは、今までなかったような分野にも女性の活躍の場が広がっていく時代です。卒業後も新しいことに勇気を持ってチャレンジする品女生らしさを発揮して、世の中に貢献していってほしいです。
どんなときも母校は卒業生のみなさんを応援しています。
(式中に教員は写真がとれず、写真屋さんに聞いています。もし、手に入ったら後から上書きして載せますね)