部活の加入率
今日は自宅学習日、静かな校内です。今年度の部活の加入率は、1年生=93.4% 1~5年生=86% 1~6年生=84%でした。
本校のクラブ、同好会は39種類、複数掛け持ちちしている生徒もいます。
他校と比べれば部活がかなり盛んな方だと思いますが、私がこの学校に来た頃は今よりもっと盛んでした。活動時間や日数に制限が無く、年中無休に近い部もあり、教員の中には部活動の指導のために学校の近くに引っ越してくる人が出るほど。
今は、原則週4日、5時50分には下校となり、休日や長期休暇の活動日も目が行き届くようになりました。
それでも、先日、中等部の学習調査で学習と部活の両立に悩む子が半数近くいるという結果が出ていました。
「これはなんとかしなくては」と思ったあと、「いやいや両立に悩むということも生徒の成長にとって必要なこと」と思い直しました。
部活と勉強、両方を大切に考えているからこそ、限られた時間をどう使うかに悩むのです。もう限界!と感じるところで潜在能力が出てきたり、時間の上手な使い方を思いついたりすることもあります。
私もそうでした。進学校でクラスメートが早々にクラブを引退し、予備校やZ会の通信添削に取り組む中、高3の夏まで部長として部活を続け、これでいいのだろうか?と日々悩み、みんなが関わる部活の方を優先しました。今はそれが自分にとってかけがいのない財産になっています。
(あ、でも、生徒のみんなは現役めざしてね)
大人になれば、仕事、家事、子育て、将来の自分への投資・・・と、やりたいこと、やらなければならないこと、複数の「大切なこと」をやりきらなければならない日がくるはずです。
その時、優先順位を見極め、モチベーションを保ち、複数の大切なことにそれぞれ結果を出していく力が必要になります。
生徒たちには、本校で過ごす6年間、勉強、クラブ、行事と忙しい日々を過ごしながらその土台を築いてほしいと願っています。
(写真:留学生に人気の弓道部。シーナさんは一級をとって帰国しました。弓矢や道着など、弓道の道具一式を購入して夏にはまた日本に来て、弓道部のみんなとこの写真の東品川弓道場で練習したいといっていたそうです。)