特別講座「フェリカの仕組み」
私、最近、親孝行をしました。父に「スイカ」というものが世の中に存在することを教え、一緒に買いに行き、念のためチャージの仕方も教えてあげたのです。「これは財布から出さなくていいのか!」「JRから京急にそのまま乗れるのか!」と大感激。その後、会う人ごとに、その機能のすばらしさを語ったそうです。(だまって聞いてくださったみなさまありがとうございました)
実は、私もスイカを初めて手にした時、券売機のイオカードを入れていた場所に無理矢理つっこもうとしたり、その後もしばらく財布から出してタッチしたりしていたのでした。しかし、この時は以下の講座を聴講した直後だったため、「初めはカードの方に電気を起こすよう薄い電池を開発したんですって」とうんちくを語ることができました。
というわけで、生徒だけでなく、教員の社会勉強にもなっている特別講座のご紹介です。
少し前のことになりますが、特別講座でフェリカの仕組みを学びました。お越しいただいたゲストティーチャーは、ソニー株式会社Felica事業部の納村哲二様、千葉大学特任研究員の塩田真吾様、NPO法人企業教育研究会事務局長の市野敬介様です。
お話しがとても楽しく、中等部の生徒にもとてもよく分かる内容でした。最後に生徒から学校への提案というのがあったのですが、う~ん、なるほどとうなるようなものがありました。(学校は規模が小さく、経費がかさんでしまうため今は導入が難しいのが残念。でも、将来的には採用できるかもしれませんね。)
*担当の理科科、荒井からの報告です。
最先端技術であるFelicaの仕組みを学んだあと、学校に導入したらどうなるかを考えました。学んだことをどのように応用するかは、科学だけでなく、どのような分野でも大切です。今回の特別講座は、発想力をより豊かにするためのよい機会となったと考えています。
*生徒の感想です。
◆消費者にもメリットがあって、生産者にもメリットがあって、さらに、環境にもメリットがあるものになったら、これからもっと需要が増えていくのではないかと思いました。
◆「物事のメリット、デメリットを考えるのは難しい」と言うことを学びました。
◆デザインなどは相手のことを考えないとできないものだとよく分かりました。
◆具体的に非接触型IC技術について考えることで、身近に使っていたスイカの便利さが分かりました。
◆理科というより、社会のことについて知れたような気がします。
◆普段何も気にしないで使っているスイカやパスモの仕組みが分かりました。新しい使い道を提案したり、他の人の意見が沢山聞けたりして勉強になりました。