2011/10/7 金曜日

TOEIC説明会

カテゴリー: 28プロジェクト:世界 — 漆 @ 17:17:28

先日、4学年で行なったTOEIC説明会の様子を担当の梅田からご紹介します。

28歳の未来から逆算する本校では、社会人が受けている世界共通の英語力テストとして、TOEICを奨励しており、TOEIC Bridgeから授業に取り入れています。

卒業生からも、以下のようなうれしい報告が来ています。

「スコアをもっていたおかげで、留学試験を自動的にパスできた。」
「大学一年時の英語をスキップできて、その分、他の単位をとることができた」
「英語が公用語の会社に就職できた」

先日もご紹介しましたが、プレジデントファミリーでもその取り組みについてお話ししています。

さて、企業でどのように英語が使われているかがよく分かる語学番組として、生徒にすすめたいのが「英語でしゃべらナイト」です。
本校で特別講座をしてくださった藤巻健史さんの回のテキストが図書室においてあります。

TOEICテストは、企業や社会において英語力を客観的に測るツールとして広く活用されています。
そのジュニア版にあたるTOEIC Bridgeテストを定期試験の一環として受験している4学年の生徒たちに向けて、国際ビジネスコミュニケーション協会の丸山豊様にお越しいただき、「企業と英語」というテーマでお話しいただきました。

今回の講演では、
① なぜ英語がこれほど社会で重要とされているのか?
② なぜTOEICテストがこれほど社会で活用されているのか?
③ では、みなさんは何点取ればいいのか?(目標スコア)
についてお話しいただきました。

「英語は大切」と日々感じている生徒たちに「やっぱり英語は大切なんだ!」とうなずかせるようなお話しをしていただき、多くの生徒たちがメモを取りながら、熱心に耳を傾けていました。

まず、「なぜ英語がこれほど社会で重要とされているのか」というテーマでは、2012年度から英語が社内公用語となる企業の話や、日本企業の海外現地法人数が右肩上がりで増加していること、また、インターネットによって日本にいながら海外の人と仕事をする機会が確実に増えている話など、具体的な数字を交えてお話がありました。
社内公用語が英語になる企業の話では、「英語を話せない役員は2年後に退職」を求められるそうで、生徒たちはだいぶ驚いている様子でした。

次に、「なぜTOEICテストがこれほど社会で活用されているのか」では、TOEICテストの特徴<スコア評価、グローバル・スタンダード、コミュニケーション英語能力を正確に測れる>をご説明いただき、そのあと実際に新入社員採用や、昇進・昇給の要件としてTOEICテストを活用している企業の社員インタビュー映像を見ました。
その社員の言葉で印象的だったものをいくつか挙げます。

・英語が必要でない部署はない
・TOEICテストは自分のチャレンジの指標
・英語をスムーズに話すことで、意図を伝え、意図を読み取る

実際に働いている人から出てくる言葉なので、とても説得力がありました。
生徒たちも、将来の自分の姿を重ね合わせて見ていたようでした。

そして最後に、「それでは、みなさんは何点取ればいいのか?(目標スコア)」という話です。
ここでは、TOEICテストが「生涯使える英語のモノサシ」であること、できるだけ早いタイミングでTOEICテストを受けたほうがいい、といったお話がありました。
TOEIC BridgeとTOEICのスコア比較も紹介され、生徒たちはスクリーンに見入っていました。
生徒たちはこれまでに2回、TOEIC Bridgeテストを受験していますが、それがTOEICテストとどうつながっているのか、さらにはTOEICテストが企業や社会でどのように活用されているのかを知っている生徒は多くはありません。
自分たちが今取り組んでいることが、将来どのような形で活きてくるのかを知ったことで、生徒たちのモチベーションはぐんと上がったはずです。

4年生は文理選択を控え、自分の将来について、より具体的に考え始めています。
そのタイミングで、今回のお話を聞けたことは、生徒にとって非常にプラスになったと思います。

そんな生徒たちに向けて、丸山様が最後におっしゃったのは、
「自分は何をしたいのか、それを考えて、その目標を実現するためにTOEICを活用してほしい」
「TOEICで900点取ることが目的ではなく、あくまでも目標、自分のやりたいことを実現するためのツール」
「英語を身につけた方がキャリア選択は確実に広がる」
ということでした。

日々の英語学習はともすれば単なる暗記や繰り返し練習になってしまいがちですが、そうした日々の積み重ねが自分の将来を切り開くツールになるんだと、多くの生徒たちが気づいたのではないでしょうか。

この講演の翌日、ある生徒に何気なく、「昨日の講演を聞いて、どうだった?」と聞いてみました。
その生徒は、「いやー、英語やらないといけないなーって痛感しました。(来年)3月のTOEIC<本校で実施されます>、受けようかなと思ってます。」と話してくれました。
そういう気持ちの生徒が数多くいるはずです。

丸山様、貴重な講演をありがとうございました。