文芸部 海堂尊先生 インタビュー
いよいよ明日は文化祭です。まだ廊下が散らかっていますが、間に合うんでしょうか・・・。
女子校の文化祭です。在校生のゲストの皆様はチケットをお忘れなく!
さて、昨日の続き。
うれしい偶然にキラリと目を光らせた生徒達、須磨先生の「海堂さんにメッセージを送ってあげようか」というお言葉に甘え(品女生の辞書には社交辞令という言葉がないようです)
早速メッセージを書いてきた生徒達。しかも、そこには「お目にかかりたい」というお願いが。
メッセージを送ってあげようか?が、なぜ、紹介してもらえると解釈できるのか・・・品女生、ポジティブです。
さすがに日程も迫ってるし、図々しすぎるから遠慮してと言いかけた私ですが、ふと、扉は叩かなければ開かないかなぁ・・・と思い、そのままお送りしてしまいました。(校長がこれですから生徒がこうなるのも仕方ないかも)
すると、そのメッセージのファイルが開かなかったにもかかわらず、海堂先生から須磨先生へ、「急ぎのようなので」というご連絡が!須磨先生がすぐに転送してくださって(しかも、その日、私は校外。アイパット買っててよかった~)
たまたまその翌日、海堂先生は東北帰り、次の日は九州出張ということで、その合間に本校にお越しくださるとのこと。(本当に本当に申し訳ありません)
生徒達は狂喜乱舞!私は冷や汗でした。
部員の中に中等部のときからこの企画をあたためていた子がいて、すべての海堂作品を読んでいました。
質問で、「先生の作品の登場人物の○○が・・・」とお聞きすると、
「え?ぼく、○○書いてたっけ」
「△△に掲載されていた・・・」
「あ~!忘れてた。本になっていないものまでは・・・びっくりした~」(新聞連載にいたっては、隣のお家からもらっているそうです)
面白かったのは、先生が、ドラマ化された作品を演じた女優さんのことを、
「ええと~、○○のトップモデルで・・・」と名前を生徒にお聞きになると、
・・・無言・・・
「女子中高生なのに知らないの?」
「私たち、タレントさんの名前とか知らないんです。いつも本に埋もれて生活しているので」
「でも、普通の品女生はそんなことありませんよ。もっとイケイケな子もいます。」(と、変な弁解)
「ぼくにとっては、ここのメンバーが品女のイメージになっちゃうな。でも、ある意味、イケイケかも。鋭い質問がどんどん出て。」
一見おとなしい子も、秘めた情熱をもっていて、いざというときは表現できるところが品女DNAかもしれません。
みんな本にサインをしていただき、サインの入った絵皿まで寄付していただき、
「これから徹夜で発表まとめます!」と意気込んでいました。発表が終わったら、全校生徒のために図書室へ寄付してね。
インタビューの質問事項を一部ご紹介します。アンサーは明日の展示でご覧ください。
Q.作家を始めた理由は何ですか?
Q.インスピレーションはどこから得ているのですか
Q.自作で一番お気に入りの本はありますか
Q.自分の作品の中で好きなキャラはなんですか
Q.作品の中で好きな台詞は何ですか
Q.作品の中で好きなあだ名、通り名はなんですか
Q.ドラマ版、映画版等の映像化作品において、設定が変わっていたりすることについてどうお考えですか?
Q.田口、速水、島津、彦根の四人が麻雀をしているのは、海堂先生自身が学生時代に麻雀をしていたからですか
Q.「チームバチスタの栄光」ラストで、氷室が「後悔するよ」と言うシーンがありましたが、氷室再登場の予定はありますか
Q.桜宮サーガ全体としての物語の終着点は見えているのですか
Q.須磨先生は海堂先生のことを静かな人、とおっしゃっていましたが・・・。
Q.海堂先生が考える、日本医療のあるべき姿とはどのようなものですか
海堂先生、お忙しいところ、本当にありがとうございました。
駅までお送りしつつ「医師を志している子もいるので作家&医者になるかもしれません」と申し上げたら、「では、いつか対談を」とおっしゃっていただきました。
須磨先生からも、いつでも相談をとおっしゃっていただきました。(これで、6年生になったときまた進路相談に行くんですよ。品女生は。ミトコンドリア・イブは誰なんでしょ)
みんな、夢に向かって頑張ろうね!
そして、いつか大人になったとき、この貴重な体験を社会にお返ししてくれることを信じています。