2011/9/6 火曜日

マナー・小さなことが大切なこと

カテゴリー: その他,保護者 — 漆 @ 17:41:52

個人面談週間なので、昼休みや放課後、職員室前のカウンターは担任と生徒のペアでいっぱいです。
その合間、ふと目をやると、ホワイトボードに「美男ですね!」と書いている子がいたので、

「ビナンですねって何?」とたずねたら、
「これ、イケメンって読むんです」 

そうか、しまった!ドラマ名なのね。雪崩や小豆なら読めるんだけど・・・。時代の流れについて行っていない私。女子校の校長失格だわ。

と反省し、今日、一階から階段を上がってきたら、久しぶりに見ました。踊り場で輪になって昼食を食べている軍団を。

私と目があってもおにぎりを食べ続けている勇気のある子が!

「廊下に座るな」なんていう注意は、ここ久しくしないで済んでいたのですが・・・残念です。

さらに、「○○先生と△△先生がスルーしたので、許可されたと思いました」とのこと。
(特に悪びれた感じではなく、やっぱりダメですよね?という感じで)

残念です。私の伝え方が足りないのでしょう。

卒業生からも、先日、「優先席に生徒が座っていた。そのとき自分は小さな子どもを連れていたのに。でも注意できなくて・・・」という話を聞いたばかりです。

子どもに悪気はないのです。知らないでやっていることがほとんどなのです。

マナーは付け焼き刃では身につきません。日々の積み重ねで身についていくもの。

大人が手を抜かず、その都度その都度まめに教えていく。嫌われることを恐れず、ときには厳しく叱る。

それが、子ども達の未来へのプレゼントになるのだと、多くの卒業生を社会に出してきた今、確信しています。

日曜も私学校長のパネルディスカッションで、「合う学校を選ぶことが幸せに繋がる」とお話ししました。
そのため、毎日ブログを更新し、いいことも悪いことも恥ずかしいことも、情報はなるべくオープンにしています。

始業式のブログにも書きましたが、子どもの教育は、小さなことが大きなことに繋がります。

今が未来に繋がっていきます。

挨拶、聴き方、マナー・・・私たち教職員も、足並みをそろえて「当たり前の大切なこと」を繰り返し繰り返し伝えていきます。

保護者のみなさま、卒業生、品川ファミリーのみなさま、同じ気持ちで品女生に未来へのプレゼントを贈っていただければ幸いです。

生徒の皆さん、注意してくれる人が愛情を持ってくれている人。声をかけもらったときは、「ありがとうございます」の一言を忘れずに。