始業式・生徒が作るポスター
今日から３学期がスタートしました。
新年は気持ちもあらたまっているのでしょう、中等部も高等部も始業式の集合状況がいつに増してよく、高等部はあまりに静かに待っているので、このまま立たせているのもかわいそうかなと思い、５分前にスタートしました。
年末に初めてお目にかかった一橋大学の先生が、たまたま本校が昨年参加した「企業への提案をプレゼンする全国大会」の審査員をなさっていたそうで、「品川女子学院のパワーと明るさにちょっとすごいと思っていた。内容はもう少し詰めた方がいいところもあったが、何しろそのチームワークや意気込みは群を抜いていた。」とお褒めいただきました。
そのことを生徒に伝え、「社会に出たとき必要とされる能力とその基礎固めとして今やれること」というテーマで話しました。
一つはコミュニケーションの第一歩としての挨拶、聞き方、話し方について。
もう一つは、各教科で学ぶ基礎学力が仕事に必要な知識を積み上げるプラットフォームになること。
学校では一つ一つの教科を別々の島のように学んでいきますが、実社会ではそこに橋をかけ、複合して活用することが必要になります。水面まで土台が積み上がっていない島があれば、その時点で積み上げる作業が必要になってしまい、仕事のスピードが鈍ります。（私はこれで本当に苦労しました）
生徒達はどうしても目先の好き嫌いで各教科の学習への取り組みにむらが出がちです。視野を広げ、先を見て一つ一つの教科を大切にしてほしいです。
一芸に秀でる、ゼロから創造することも大切ですが、例えば「お笑いと料理」「女優と掃除」と二つのジャンルを組み合わせることで新しい境地を開拓する人もいれば、複数の仕事を組み合わせることで新しいジャンルの仕事を生み出す人もいます。将来に向け、中高時代に総合的な知の土台を築いてもらいたいと思っています。
さて、来年度の本校のポスターは特別講座を通して生徒が中心になって作ることになりました。
講師にプロのコピーーライターとアートディレクターの方をお呼びし、１１日から講座がスタートします。修学旅行等の事情で対象は２年生と４年生になります。
アートやコピーに興味のある人、これから学びたい人、品女をアピールしたい人、自分たちの作品を公に発表したい人、作成は手書きでもＰＣでも大丈夫ですのでふるって参加してください。
（写真：和のコーナーも新年の装い）
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