総合学習の紹介です③
この日、私は中3に同行しました。
中3は年間を通してコラボレーション授業に協力して頂いているアスクル株式会社を見学に行きました。(6月22日の校長日記をご覧ください)
物流センターでは、注文が入ってから発送まで20分というシステムに生徒は目を丸くしていました。
「ベルトコンベアーの長さは全部でどのくらいあるんですか?」「アスクルのカラーはなぜ青なんですか?」などと、子供らしい質問もでましたが、
「きっと聞かれると思ってました」と即座にお答えくださったのにはびっくりです。
本社では、会社の大切にしていることが一目で分かるユニークなオフィス作りに簡単の声が漏れていました。
机のレイアウトはお客様の声が波紋のように広がるようにと丸くなっている、社長室がなくパーテーションで仕切られているだけ、会議室はガラス張りで壁一面がホワイトボード、謙虚さを忘れないようにと本物の稲穂がすぐ目にはいるところに飾られている・・・・挙げたらきりがありません。
子供達も感激していましたが私たち教員も、これは学校に取り入れたいね~と目をキョロキョロさせてしまいました。
見学の終わりには、社員の方々にいろいろなお話しをして頂きました。
アスクルは多様性を大切にする会社で、官僚出身、育児を終えて復帰、大学院で学びながら勤務など、様々な経歴、また様々な国籍の方がいらっしゃいます。
生徒にとってはまだまだ先のことながら、「女性の働きやすい職場だね~」「会社にも色々あるんだぁ」などの感想を漏らしていました。
「どうしてこの会社を選んだんですか?」「入社して一番よかったことは?」「MBAってどうやってとるんですか?とったらどういうメリットがあるんですか?」等々ストレートな質問に、大人が本音で答えてくれる、そのことが子供達にはうれしかったようです。
(親や教員の話より耳に入るんですよね~)
忙しい仕事の合間にボランティアで生徒に接してくださる社員の皆さんと一緒にこのプログラムを進めていくことは、教員にとっても学ぶことが大きいです。