やる気のスイッチをオフにする言葉
期末テストが終わってほっとしたのもつかの間、今日は答案返却日。
戻ってきた答案を見て、悲喜こもごもの生徒達。きっとこれで家に帰るとまたいろいろドラマがあるんだろうなぁ・・・。
おとうさん、おかあさん、「やる気のスイッチをオフにする一言」をお伝えしておきましょう。
・だから言ったでしょう!(本人が一番そう思っているのに追い打ちをかける)
・お姉ちゃんは言わなくてもやるのに・・・。(兄弟姉妹、友達との比較)
・そんなんだったら部活やめなさい!(脅迫。ただし、これでスイッチの入る子もときどきいます)
・あなたはそもそも・・・・(このときとばかり、過去のこと、他のことを持ち出す)
・○○がよくても英語がこれじゃあねぇ(点の悪い教科にだけ目を向ける)
・お母さん、こんな点取ったことないわよ。(「母娘で似るのは顔だけ」と思っていると気が楽です)
・あなたがこのくらいとれるんなら、平均点、高かったんでしょ?(自分のお子さん、褒めてあげてくださいよ~)
スイッチの入る言葉は、
・やればできるじゃない
・今回は○○がよかったね(よいところに目を向ける)
・お母さん、うれしい(自分を主語に気持ちを伝える)
あとは、やはり、ご褒美ですね。食卓に好きな一品がのっているとか、楽しいことがまっているとか、信頼されて自由度が増すとか。
実は、生徒に聞くと、モノやお金がいいと言うのですが、それはお盆のようなもので、その上に、家族がいっしょに喜んでくれている、自分を誇りに思ってくれているというメッセージが載せられていてこそなのでしょう。
そして、これは著書にも書き、何度も言っていることですが、子どもによって同じ言葉でもやる気になったり逆効果だったり、言う人によって受け取られ方が違ったり。
大切なことは、普段からよくお子さんを見ていることです。
生徒の皆さん、親御さんがあれこれ言うその源は、愛情です。そこを知っていてくださいね。
(ま、たま~に八つ当たりというのもありますが、それも家族だからのこと。大人もいろいろ大変なんです)