新聞記者特別講座
本校では、生徒が28歳になったときに社会で輝く女性に育ってくれることを目標にしています。各教科もその28歳の未来から逆算して様々な取り組みを行なっています。社会科では社会に目を向けるため、新聞を読む習慣を奨励しています。
それに関連し、先日行なわれました社会科企画の特別講座を、担当の吉田からご報告します。
もっとニュースに目を向けよう!~新聞記者特別講座・時事能力検定(N検)の取り組みについて~
本校の社会科では、社会人として活躍するための重要な姿勢の一つとして「世界で起きる時事問題に関心を持つこと」「新聞を読む習慣をつけること」を挙げ、その姿勢の育成を願って日々指導しています。この取り組みの一環として、3年前より希望者を対象として時事能力検定(N検)を実施し、また受検に先立って、報道の最前線で活躍する記者の方をお迎えして特別講座を開催しました。その様子をご紹介します。
◆特別講座「政治の現場~ニュースの最前線より~」2010年9月27日
毎日新聞政治部記者の横田愛さんをお迎えし、お話を伺いました。横田さんは、首相・官房長官の取材担当を歴任されてきた、若手女性政治記者です。 以下は、当日のレジュメからの抜粋です。
(第1部)記者になるまで
・高校三年生で夢をリセット
・世界を歩いた大学時代
(第2部)駆け出しの記者時代
・記者の七つ道具
・北海道支社の警察担当からのスタート
(第3部)政治の現場
・なぜ政治報道が大事なのか
・政治取材はチーム取材
・官房長官番の一日~勝負は1日2回の記者会見
・記事はこうしてできる~普天間問題を例に:複雑に絡む関係者にあたり、水面下の動きを追いかけ、その先を読む「取材でもみくちゃにされるのでハイヒールよりクッション性のある靴を履いている」といった裏話から、「取材対象者に朝早くから夜遅くまで張り付き、顔色・言葉の変化も見逃さない」、といった仕事に対する姿勢など、最前線の現場に立つ方ならではのお話を伺うことができました。
次回は生徒の感想と、検定の様子をお伝えします。