2008/9/4 木曜日

吹奏楽部

カテゴリー: クラブ — 漆 @ 17:07:30

夏休みのクラブ活動をもう一つ。吹奏楽部の合宿の様子です。

吹奏楽は部活の盛んな本校の中でも最大級のクラブです。100人を超すメンバーをまとめる上級生は本当に大変そうです。

部長だった子が、「人をまとめるには相手の立場に立って考えることが大切だと気づいた」と言っていました。言葉にするのは簡単ですが、これを実感し、実践したことはきっと一生の財産になりますね。

一年生も頑張っていたようで、今後の成長が楽しみです。

生徒達はクラブ活動を通して、技術だけでなく、人間関係など様々なことを学んでいます。

以下、顧問の住谷からの報告です。

吹奏楽部1~5年生(108名)は、8月18~21日にかけて新潟県の湯沢にて合宿を行いました。

例年コンクール前に実施するのですが、今回はコンクール後ということで、基礎の徹底と意識改革を目的に行いました。その例としては、朝5:30からの個人練習(希望者のみ)、6:50からの早朝ランニング、楽典講座、そしてお辞儀の練習です。

朝の個人練習についてですが、連日練習場の鍵を開ける顧問を待ちかまえていたのは、なんと楽器初心者の1年生でした。早朝ランニングでは普段走ることに慣れていないだけに、みんなすぐにへばってしまう状態でしたが、5年生が後ろからかけ声をかけるなどして、汗を流しながら頑張って走っていました。

sa410036002.jpg楽典講座では、音楽を奏でる上での基本となる音名や記号、和音の構造について、顧問の小山から熱血指導が行われました。

最後のお辞儀の練習では「ファーストイン・スローアウト」に従って美しくお辞儀をしたり、大きな声で返事をすることが徹底されました。その他の時間も曲の練習よりも丁寧に音作りの練習を行い、最後の発表会では、すばらしいハーモニーを奏でていました。

合宿初参加の1年生も最初は「返事が小さい!!」と上級生にしかられたりもしましたが、徐々に返事の声が大きくなり、4日間誰も倒れることなくたくましくなりました。

sa410034.jpg写真:1年生+αの基礎合奏の様子(指揮は助っ人で来てくれた卒業生)

宿のオーナーやスタッフの方々、応援に駆けつけ指導してくれた卒業生、バスの運転手さん、用務の方々、そして保護者の方々など、多くの人たちのご支援のもと、合宿を終えることができました。ありがとうございました。

今回の合宿で培った力は、今後の活動そして学校生活で絶対に忘れてはならないものばかりで、部員たちも充実した合宿を過ごすことができたという、満足感いっぱいの顔をしていました。

2学期は文化祭や北品川の宿場祭り、近隣の学校との地区音楽会など、多くの活動を控えています。どんな時も今回学んだことを生かして更によい演奏をしていければと思います。

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