2007/10/12 金曜日

調理実習(離乳食)

カテゴリー: その他 — 漆 @ 12:00:00

510.jpg5年生(高2)の家庭科ではライフステージ別の食事を学んでいます。前回はシニアの食生活がテーマでしたが、今回は離乳食の調理実習を行いました。メニューは、おかゆ、野菜スープ、人参入りホットケーキ、ヨーグルトゼリー、おろしりんごです。(ついでにうさぎリンゴの皮むきテストも)

生徒が食べ終わった頃、調理室に行き、「おいしかった?」と訪ねたところ、ほほえみながら「う~ん・・・・」と絶句。ホットケーキとゼリーの部分を指さして、「このへんはおいしいかもしれません」おそるおそる、食べてみました。結構いけるではないですか!

乳児のかむ力を理解するため舌と上あごで、かんで食べ、味覚を理解するため、既製品との食べ比べもします。
(写真上が既製品,下が手作り)同種類ものを比べてみると、手作りには味や感触に複雑な奥行きがあって、既製品とは全く違うことが分かります。添加物の心配もありません。すりおろしたリンゴはレモンを入れても時間が経てば色がついていくのに、瓶詰めの中のリンゴペーストはきれいな色のまま・・・。)

時間のないとき、最小限の手間で作る工夫なども合わせて学びました。
生徒の感想を見ると、「赤ちゃんにご飯を食べさせる時は味だけでなく、野菜の大きさも気にしなければいけない」「離乳食は意外と簡単に作れるんだなぁと思った」「市販品はあまりおいしくないので、手作りをたべさせてあげたい」「市販品を利用するのは悪いことではないが、たまには手作りでもいいと思う」等々。

机上の学習では記憶に残らないかもしれませんが、こうして実習をし、自分の舌で体験したことは、いつか子供を持ったとき、きっと役に立つでしょう。

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