2014/3/24 月曜日

IB Summit、能楽鑑賞会、対がん活動

カテゴリー: 28プロジェクト:日本,お知らせ,その他,卒業生 — 漆 @ 17:48:28

春休みと言っても、今日いらしたお客様が、「まだお休みじゃないんですね」とおっしゃるほど、活気のある校内です。卒業したての子達も私服で続々やってきます。部活発表会のあるクラブは特に頻繁に来ていて、お昼は事務所前にバトンの子達がいました。昨日の日曜も送別会?があるとかで軽音の子達に会いました。

昨日は、午後から次世代教育サミット〜国際バカロレア(IB サミット)に参加してきました。文科省は、今後、国際バカロレアの認定校を200校にする目標を立てており、慶応大学、筑波大学、大阪大学などがすでにIBスコアを入学者選抜に利用することを発表しています。2018年からは東京大学でもという話も出ていました。

7時間の発表会でIBの教育内容と成果、今後の日本の教育制度がどう絡んでいくのかがよく理解できました。また、本校の目指す学力観や総合学習や行事の運営で行っている教育内容がIBとも大変近いものであることも再認識でき、大いに参考になりました。

グローバル教育の中で、欠かせないのが自国のアイデンティティーを確立し、異文化を理解する心を育てることです。

本校はその目的で日本文化の授業を全員におこなっていますが、その一環で毎年実施している能楽鑑賞会の様子を学年主任の小野瀬からの報告します。

『日本を知る』をテーマに「着付け」「茶道」「いけばな」と学んできた集大成として、観世能楽堂へ能楽鑑賞に行って参りました。 最初は仕舞〈羽衣・巴〉を鑑賞し、その後能楽界の人間国宝でいらっしゃる関根祥六先生より仕舞の解説や能楽の楽しみ方をお話し下さいました。

次に代表生徒の仕舞・謡体験です。まずは楽屋で正式な挨拶の仕方や立ち方、扇子の扱い方をご指導いただき、舞台へあがりました。舞台では祥六先生のご指導の下、舞を覚え、一節を謡います。動きはまずまずですが、なかなか声がでない子供達に「喝!」。担任は涙声になるのではと心配していたようですが、しっかり謡い舞うこともでき、子供達の成長を感じた時間でした。 最後に今日の番組である「安達原」の鑑賞です。〈人にはふれられたくない過去がある。信頼していた人にその過去をあばかれてしまったらどんな気持ちになるだろうか・・・。暗い過去を持つ女が恩を仇で返されてしまった悲しい物語・・・・〉 鑑賞後に安達原の感想を述べた生徒は、「修学旅行先でも能楽という日本の伝統文化を紹介したい。」と結び、関根先生に握手をしていただきとても喜んでいました。

*対がん活動をライフワークにしている卒業生の藤森香衣さんが、癌研究の公開講座の司会進行をします。(再掲載)
日本が30年かけて行ってきた「がん研究の成果」を、国立がんセンター、がん研有明、理研などの第一人者を招いて、一般向けにお話しする会だそうです。 その後、研究所オープンキャンパスとして、研究者が見学者にがん細胞を顕微鏡で見せたり、IPS細胞のパネル展示説明などをするそうです。
日時:3月29日(土)13時~15時
場所:がん研究振興財団(中央区築地5-1-1)
参加費:無料
詳細・申込はこちら

« 前ページへ次ページへ »