2014/3/25 火曜日

第1学年総合学習(百人一首)

カテゴリー: 28プロジェクト:日本,行事 — 漆 @ 17:34:41

春の陽気になりました。昨日は午後からスペシャルオリンピックスの評議委員会に行ってきました。冬期パラリンピックで障害者スポーツが注目されていますが、スペシャルオリンピックスは知的障害を持った方々のスポーツを振興する世界的組織です。ケネディ家が創立者ということで、理事長の有森裕子さんが先日、ケネディ駐日大使を訪問しました。

本校でもこれまで様々な関わりを持ってきましたが、生徒達が社会問題に目を向け、その解決に一歩踏み出すためにも、サポートを続けていきたいと思っています。

さて、日本文化に関わる一年生の総合学習の様子を学年主任の髙田から報告します。

本日の総合学習日は第2体育館にて、百人一首大会を行いました。

百人一首の歌は1学期から授業で少しずつ覚えました。

担当の先生から伺ったところ、最初は和歌になじみのない生徒も多く、戸惑っていたようですが、学ぶにつれて、歌に込められた心情や情景も浮かぶようになったようです。
自宅学習日課題で提出した「百人一首の中で好きな歌」では「好きな歌」に始めに覚えた歌を挙げた人が多く、内容に共感できる、美しい情景が浮かんでくるなどの感想が寄せられました。

開始時間前には参加者全員、畳の上の格闘技とも言われる「競技かるた」に備えて体操服に着替えて、時間前に集合しました。

会場準備や競技の用意などは、国語係の生徒がいつもより早く登校して準備をしてくれました。
このところの寒さもあり、体育館の床暖房を入れておきましたが、開始前は少し肌寒いように感じました。 しかし、競技が始まると皆さんの熱気で寒さも感じなくなりました。

それぞれが個人優勝(カルタクイーン)や、クラス優勝を目指して、気合い十分です。  競技が進むにつれ、熱気は高まり、札をとるときに勢い余ってダイブしてしまう人もいました。

接戦を制して札をとり、審判の先生に笑顔で札を見せる光景がとても印象的でした。

上の句で探し始める様子に、今まで学んできた成果を感じました。

気になる結果ですが、カルタクイーン(E組在籍)の獲得枚数は35枚、クラス優勝したD組の獲得枚数は計442枚という近年でもまれに見る好成績を修めました。

来年度の学年テーマは「日本を知る」ですが、今年学んだこの百人一首をきっかけに、来年は、我が国固有の文化である古文の世界をより深く理解して欲しいと思います。

* AERA(3月24日発売)に、インタビューが掲載されています。