登校風景・防災訓練
朝、歩道で後ろから生徒の話し声が聞こえてきます。
「やっぱり、グループってできちゃうよね」
新しいクラスのことかしら?折角の縁だから、なるべく多くの人と知り合ってほしいなぁ。
以前、卒業生が、後輩へのメッセージとしてこんなことを言っていました。
「私、嫌いな人っていないんですよ。苦手だなって思う人はいるけど、それも、なんで苦手なんだろう?って考えると自分に気付きを与えてくれる。自分を変えてくれるのは人との出会いが一番だから、後輩にはそれを大切にしてほしいです」
学校に着いて、玄関に立っていると、深刻そうな顔で1年生が近寄ってきました。
「校長先生・・・」 何の相談でしょう?
「あの、リボンタイを昨日なくしてしまったんですが、どこで売っていますか?」(目の前の事務所なのでした)
次にカフェテリア方向からきて私の前を通ろうとしたグループ。1年生かな?
後ろから来た子が「あ、前は通っちゃダメ」と声をかけ、みんなくるっと私の後ろを回って行きました。(さてはオリエンテーリングの日のブログを覚えてたのね。お母さんに言われたのかしら?)
またしばらくして、今度は仲よさそうに入ってくる二人組。見ると1年生と6年生。たしか姉妹じゃないはず。
「知り合いなの?」と聞くと、
6年生、 「(家から)ず~っと一緒なんです。うちのすぐ裏に住んでいるみたいで。もう何でも聞いてって感じです」
それは頼もしい。年の違った知り合いができるところも一貫校のいいところ。
今日の防災訓練では通学経路別に顔合わせをしました。いざというとき、上級生は下級生を助けてくださいね。(寄り道とか、余計なことは教えなくていいからね)
防災訓練では、3年生が代表で地域の避難場所へ移動しました。雨で傘をさしながらでしたが、例年と同じ時間で戻ってこられて、行動が速かったです。
しかし、全校の中には真剣さに欠ける子も見受けられて、残念でした。
消防署の方からも「災害時に周りの人を助けてあげられるようなレベルになってほしい」とお話がありました。
そのためには日常生活の中で、もし、ここで地震が起きたら・・・とシミュレーションしておくことが大切です。
ご家庭でも、この機会に、災害時の心がけについてお話しいただければと思います。