文化祭表彰式 講評
白ばら祭の後夜祭では展示発表の表彰式がありました。ここはいいなと感じた展示はほとんど入っていましたが、その他にも、ここも頑張ってるなと思うものもあり、審査は接戦だったのでしょうね。
以前、朝礼でベンチマークの話をしましたが、今年の優秀展示のいいところを次年度の自分の発表に活かしてくれるとうれしいです。
以下に審査員がまとめて教頭が話した講評を紹介します。
まず、中等部クラス展示の優秀クラスから発表します。学年ごとの優秀賞と最優秀賞、それらの中から中等部最優秀賞が選ばれました。
1年生
優秀賞 テーマ「若者探して三千里」Cクラス
優秀賞 テーマ「迷える旅人いらっしゃい!」Fクラス
最優秀賞 テーマ「SMILE」Aクラス2年生
優秀賞 テーマ「2B@moBile」Bクラス
最優秀賞 テーマ「それいけ!!おむすびマン!!」Aクラス3年生
優秀賞 テーマ「LUSH DASH WISH ~地球のために~」Cクラス
優秀賞 テーマ「どっちがすごい?」Eクラス
最優秀賞 テーマ「人と地球の、明日のために。@3A」Aクラス各学年の最優秀賞を獲得したクラスには、それぞれに見事な点がありました。今後の参考のために、講評します。
1Aは、担当地域で丹念に情報を集め、多くの調査活動を行っていました。クラスがまとまって行動していたことが感じられ、それが、展示の統一感につながっていたように思います。また、商店街のシャッターに描かれている浮世絵を切り絵で表現するなど、美しい展示でした。
2Aは、「食」に注目し、おむすびという日本ならではのテーマを選んだところがよかったと思います。単に調べたことを発表するだけではなく、自分たちで実際に作ってみてそのレシピを冊子にするなど、お客様を意識した展示がすばらしかったと思います。
3Aは、文化祭のタイトルに通じる「環境」をテーマとし、企業の環境に対する取り組みを丁寧なインタビューや職場訪問を通じてわかりやすくまとめていました。展示もよく整理されており、まさにクリーンなイメージを感じさせました。
以上、いずれも立派な発表でしたが、本年度の中等部最優秀賞は、テーマ「人と地球の、明日のために。@3A」3年Aクラスといたします。卒業生の協力を仰ぎ、社会人にインタビューをし、そうやって周囲の人々、つまり社会とのつながりを活かした発表をして、展示だけでなく活動そのものによって、学年テーマと文化祭タイトルとを共に見る人に感じさせたというのが受賞理由です。
次に、有志・クラブ展示の表彰です。今年度は、最優秀賞一つ、優秀賞二つとします。
優秀賞1つ目は、テーマ「white coat’10」 化学部
例年来場者に喜ばれる発表展示を続けるクラブです。来場者の方への丁寧な対応が素晴らしかったと思います。優秀賞2つ目は、テーマ「でおきしりぼかくさん」 生物部
解剖体験は、恒例の催事になってきたと思います。来場者の方が大勢見えていました。部員の方が、小学生を熱心に指導している様子に感心しました。最優秀賞は、テーマ「鴨鹿プリンセスとマドレーヌ夫人」 文芸部
毎年一人の作家を調べて紹介し、一方で部誌を制作して創作活動も行う。バランスのとれた、日常の充実した活動が感じられる展示でした。以上が表彰です。文化祭のテーマや学年ごとのテーマ、あるいは生徒会から出されている基準を意識し、来年度もより一層のレベルの向上がなされることを期待します。