大学出張授業 国際関係学
大学出張授業のつづきです。(早く原稿くださいね~)最後に水泳部とバトン部からお知らせがあります。
国際関係学では、津田塾大学の吉岡潤准教授がお越しくださいました。担当の瀬戸口からご紹介します。
「国際関係とは何と何の関係なのか」
やや難しそうなタイトルに、当初生徒たちは緊張した面持ちで聞いていましたが、吉岡先生はとても分かりやすい説明の仕方をしてくださいました。おかげで、生徒たちはたいそう興味深げに聴講していました。
先生は分かりやすい話にたとえて説明をして下さいました。例えば以下のような会話がありました。
「好きな歌手は誰ですか」と、生徒に質問。
「レディ・ガガです」
「その歌手について、たとえば、同じ日本人である50歳くらいのおじさんに聞いてみたとしたら、どうかな。おじさんはレディ・ガガについてどのくらい知ってるだろうか。話は盛り上がるかな」
「…盛り上がらないと思います」
「うん。逆に、同じ国に住んでいないけど、海の向こうにいる、たとえば17歳くらいのアメリカ人とその話をしたら?盛り上がるよねきっと」
すると生徒は笑いながら「はい」と答えました。
この例から、日本人だからといって、必ずしも価値観が一致するわけではないということ、そして近年ますますこの「ズレ」が大きく生じてきているということを説明してくださいました。
「国際化」、「国際関係」など言葉をよく耳にする時代ですが、いとも簡単に国境を乗り越えられるようになった現代、「国-国」のベースではものごとが考えられなくなってきています。
世界で起きている戦争も、国家以外の主体によって導かれている。
international relationsからtransitional relationsに以降しつつあるとまとめてくださいました。
黒板に書かれた難しい言葉を書き写す生徒たち。その「脱・国家型」の世の中に自分も組み込まれていることを少しでも感じ取ったでしょうか。難しいながらも、少しでも実感できたのではないかと思いました。
*昨日ご紹介したバトン部は11位を受賞しました。応援ありがとうございました。
次の東京都大会も応援よろしくお願いいたします。
日にち:9/20(月・祝)
会場:幕張メッセイベントホール
出場時刻:15:01(前後します)
*水泳部が、8月下旬に行われた東京都高等学校選手権大会で4位に入賞しました。
9月11日(土)12日(日)には、東京辰巳国際水泳場で行なわれる、東京都中学校学年別水泳競技大会に10名が出場します。
クラブ情報、寄せてくれたら記事にしますよ。