2010/7/7 水曜日

幸運の種

カテゴリー: クラブ,その他 — 漆 @ 16:23:59

今朝は早朝大雨で、遠方の生徒はかなり降られたのではないでしょうか。

なぜか最近怪我をしている子をよく見かけて(私もですが・・・)雨の日は、傘がさしにくいのでは?松葉杖が滑るのでは?と心配です。

それでも、「大丈夫?」と声をかけると、

「右手でなくてよかったです!」
「これくらいですんだからよかったです」 と、笑顔で答えるのには頭が下がります。(私など、地味~に痛い場所でも眉間のシワが深まっているというのに)

そして、その横で荷物を持ってあげたり、自分が濡れながら傘を差しかけてあげたりしている友達を見かけるのも、なんともほほえましいです。

先日、足を怪我をした子を迎えにいらしたお母様に玄関でお目にかかり、自宅の場所を伺うと、やや遠かったので
「雨の日は登校が大変ですね」と申し上げると
「これも試練ですから。自分で何とかするでしょう」とにっこり。

さすが品女生の母!と感心しました。(28歳ではきっと自立していることでしょう)

試験中や試合前、大事なタイミングで体調を壊したり怪我をしたりすると、しっかり準備をしてきた人ほどがっかりする度合いも大きいと思います。

でも、きっと、それも長い目で見ると何かを教えてくれているのかもしれません。

そうそう、だいぶ前のことですが、こんなこともありました。

まじめな性格で部活に打ち込んでいて、試合前の調整期にも練習をし過ぎてしまうような子がいました。
その子が大切な大会前に階段を踏み外して怪我をしてしまったのです。

それは4年に一度のチャンス。オリンピックの選考がかかった試合でした。本人はどれほどショックをうけたことでしょう。

ところが、その試合で彼女はなぜか絶好調!日本代表に選ばれたのです。
試合前に休養せざるを得なかったことが吉と出たのでしょうか??

今「不運」と見えることが、実は将来の「幸運」の種であることもあるんですね。