活け花の授業 4回目 チームビルディング
活け花の授業、4回目の様子です。
最終回はチームで合作、まず、話し合って方針を決め、分担して作品を作っていきます。
この、初めの話し合いで作品のテーマを決めている班もありました。そういうチームはみんなのイメージが共有されるので、あとの作業がスムーズにいき、作品もまとまります。
リーダーシップのがあってみんなの意見を大切にしつつまとめる子、リーダーシップがあって自分の思いを強く通そうとする子、遠慮して自分の意見を言えない子、バラバラの意見を調整する子・・・
心理的な距離は物理的な距離に反映されるので、遠くからでも、今、班がどういう状況かがなんとなく見えてきます。話し合いの時、きゅっとまとまっている班とメンバーの位置がパラパラしている班・・・。
そして、その結果が一つの作品になって目に見える形になるところがこの授業の面白さです。
終了後、お花を分けるときも、それぞれが好き勝手抜いて行く班もあり、新聞を人数分おいてその上に、花材ごとに公平になるようきっちりと分けていく班もあり。
考え方の違う仲間と同じ目標に向かうときにはもめ事がつきものです。うまくいったりいかなかったり、達成感があったり、不完全燃焼だったり。品女で過ごす6年間、こういう機会を何度も何度も経験し、生徒達は「チームで仕事のできる人」へと成長していきます。
桃の枝を先に入れるのがコツ。固い枝の切り方も伝授。 |
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だんだん夢中になってきます。 | |
あと、どうしようか?
意見を言い合って修正していきます。 |
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できあがって先生の講評を伺います。 | |
一つ一つの作品にコメントをいただきます。 | |
工夫が活かされたところ、改善点も。 | |
時間のあるクラスは、互いの作品を見て歩きました。
個性あふれる作品が多かったです。 |
子供達の様子を見ていて、自分が活け花をするとき、どうして途中で行き詰まることが多いのか分かりました!
自分の中での「初めの話し合い」が足りなかったんですね。先生にそれをお話ししたら、「途中で修正するのはよいこと。でも、始めに全体をどうするかという方針がないとバラバラになってしまう」とのアドバイス。
そういえば、私は仕事も走りながら考えるタイプなので、よく全体設計が足りない、どこ行くの~?と言われます。生徒の一年は二度と戻ってこないと思うとつい、焦ってしまうんです。
それでも、何とかなっている??のは、新聞をきっちりしいて、花材を分けてくれるような周りの人に支えられているからなんですね(^^;)