映画「柘榴坂の仇討ち」特別講座(第2回) ・インターハイ
今年度はインターハイが東京中心に開催されます。本校からも、体操部から2名が本戦に出場します。その 「総合開会式」 が 8月1日に味の素スタジアムで関かれることになりましたので、観覧希望者を生徒、ご家族、品川ファミリーの皆さんから広く募集します。
在校生には申込書を配布しました。卒業生、品川ファミリーの皆さんは、こちらの申込書を学校まで。(郵送・FAXでもいいですが、後日、IDカードを受け取りにきていただきます)
入場開始 1 4:3 0 、入場締切 1 6 : 0 0 (厳守)、式典(選手団入場含む)16:30~17:30
公開演技 17:40~18:15(終了後、自由解散)
式典選手団入場、皇太子殿下のおことば、祝辞、選手代表宣誓等、公開演技 ・和太鼓演奏 (日体荏原高校等) 、マーチングバンド (東海大学付属高輪台高校等)、ヒップホップダンス (都立三田高校等) 、創作ダ ンス (共立女子高校等)等
映画特別講座、担当の伊藤由からの報告です。
映画特別講座第二回、脚本家の長谷川康夫さまにお越しいただきました。
ユーモア溢れるお話に、あっというまの一時間半でした。まず第一に「脚本」とは、という定義に発見がありました。
・美術、メイク、音声、役者、さまざまな要素が絡んで成立する映画。
・脚本はその要素のうちのひとつであり、映画作品の一割程度。
・脚本は映画の設計図。
・映画を通して評価される脚本賞。小説と脚本とは別物であり、戯曲文学とも違う。
脚本だけではひとつの作品として成立しないという事実は、あらためて意識すると驚きでした。
そのあとは、短い原作を映画にする難しさについてのお話。
・主演の役者と脚本との表裏一体の関係。
・オリジナル脚本と原作がある脚本で変わること。
・お芝居(演劇、舞台)と映像作品(ドラマ、映画)との違い。さまざまな着眼点での話に、目から鱗が落ちるばかり。
ひとつ、すこし紹介させていただきます。
「柘榴坂の仇討ち」は、印刷した脚本が12本だそうです。
脚本1本印刷する際に、3,4本書き直しているということで、つまり、今回は40回ほど書き直しをおこなったということ。
それでも驚きましたが、これはとても少ない方で、多いときは100本ほど作りだすそうです。
ひとつの映画作品の一割を担う脚本にかけられる時間と情熱を知る時間となりました。
*作品や講座を紹介するブログが開設されました。講座の様子や、生徒の感想文などが随時公開されていきますので、是非ご覧ください。日本の心を伝えるすばらしい映画であり、生徒達がこれからプロモーションにも参加していきます。ご家族、ご友人にご紹介いただき、SNS,ブログなどでも紹介していただけるとうれしいです。