2年生宿泊行事⑦
あっという間に最終日です。
生徒が民泊先から帰ってきました。行きより重そうにキャリーケースを引いている子がいます。
「中身は何?」
「いただいた野菜です」 (たぶん、よい子にしていたのでしょう)
「自分が持ってきた荷物は?」
「紙袋に入れました」 (服やらなにやら紙袋いっぱいに入っています)
友達に会うと、
「ジャガイモ7つ食べちゃった~」
「お夜食におにぎりまで作ってもらっちゃった」と、話が止りません。
(しかし、なぜかこの学年食べ物の話題が多い。お昼ご飯も食べる前から「おかわりはできますか?」なんて質問してたし。バスの中でも、「ねぇ、おかわりのこと聞いた?」なんて真剣に話していたとか・・・。3年おきのジンクスでしょうか)
出発前に、昆虫館と雪室を見学しました。(ユキシツと読んでいる子がいましたが、ユキムロですよ)
この日も暑かったですが、中は冬!ひんやりと気持ちいい~。こちらの学校はこの雪で冷房をしています。校庭も広々としていて本当にうらやましいです。(お土産に持って帰れればなぁ) | |
閉校式。委員のみなさんお疲れさま。 | |
記念撮影。楽しかった新潟に別れを告げて品川へ。 |
バスの中も相変わらず賑やかです。
ビンゴ一位の賞品が「ヘリウムガスを吸って話せる」とか。(それって、賞品なんだろうか?係は自分のお小遣いで買って実験してきたとか。責任感が強いのね。)
私の乗ったバスもノリノリでした。
どうしても担任になにかやらせたいようで、あの手この手。
「先生、私、物まねのバージョンが切れてしまいました。生徒を助けるのは担任の役目ですよね」
「先生がやらないと、校長先生に当たりますよ。校長先生を守りたいならやってください」
とうとう、担任が観念すると、
「先生の盛り上がれるもので、”今、知られているもの”でお願いします」 ですって。なるほど、世代間ギャップで何のマネをしているか分からないといけないからね。
長時間のバス移動も生徒と一緒だとあっという間です。お嬢さんのいない間、お家は寂しかったのでは?自宅に帰って土産話に花が咲いたことでしょう。
「人生初体験のこといろいろした!」 と目をキラキラさせて話している子がいました。
都会の私学に通う生徒達の世界は狭くなりがちです。このような機会を通して、いろいろな暮らし方、生き方があることを知ってほしいです。それが、大人になったとき、何かあっても折れない、強くてしなやかな心を持つことにつながっていくと思うからです。
生徒達がこういった豊かな体験ができるのも協力してくださる皆さまのおかげです。岩塚製菓のみなさま、安塚の皆さま、温かく迎えてくださり、ありがとうございました。