よのなか科の授業
10月18日の日記でご紹介した「よのなか科のワークショップ」に参加した教員が、学んだことを実践し授業を行いました。以下は担当の工藤からの報告です。
中学2年生では国語と総合学習の時間を利用して「よのなか科」の授業をおこないました。
国語のテーマは「生命」。「事故死した我が子のクローンは作って良いか?」のディベートをしたり、「屋上から飛び降り自殺する友達をどうすれば助けられるか」を2人1組になってロールプレイしたり、日頃タブーとされがちなテーマに全力でぶつかっていく生徒たちの生き生きとした表情が、教科書での授業とはどこか違っていました。そのあとは「生命」をテーマにしたニュース番組も作成しました。
総合学習のテーマは「職業」。まずは60の質問に答え自分の適性を知ってから、興味のあるキーワードをつなげていきグループで発表し合い、友達と比較をしながら自分の本当の適性を知るのです。これは3年次の総合学習にもつながっていきます。(自分の適性が「教員」ではなく「Jリーガー」だと知ってしまった教員もいました。)
他人の意見を認めながら、他にない自分の意見を考え出し、自信を持って表現する力、「よのなか」に出たときに必ず必要になる力が一人ひとりに芽生えたような気がします。
写真は、音響係の編集したバックミュージックと、「10秒前!」などのボードで前から指示を出すタイムキーパーに見守られながら、フリップボードを手にカメラに向かって説明をするニュースキャスターです。