2009/5/14 木曜日

特別講座いろいろ

カテゴリー: 28プロジェクト:社会,早稲田大学 — 漆 @ 17:50:49

昨年度実施した和仁達也さんの特別講座でご縁のあった、方々が、先日学校にお越しくださりました。

おなじみの和仁達也さん(この講座の本『世界一受けたいお金の授業』はアマゾン総合2位のベストセラーになりました。)

生徒のプレゼンの審査員をしてくださった行動科学マネジメントの石田淳さん、
(ご著書が多いのですが、『「続ける」技術』は三日坊主の私には目から鱗!)

プレゼンを見てくださった公認会計士の山田真哉さんです。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問からはじめる会計学』の著者。この日たくさんご著書をいただきましたので、図書室に入れますね)

特別講座に参加した生徒達も是非お目にかかってご挨拶したいとのことで、昼休みに集まってきました。
いつもながら物怖じしない生徒達、ここぞとばかり、質問タイムです。

生徒「文化祭の起業体験プログラムでどんなお店をやるかクラスで話し合っているんですが、出てくるアイディアがどうも女子中高生向けでないので困っているんです。アドバイスいただけませんか?」
(女子高生なのに~。焼鳥屋さんとかの案が出ているそうな。みなさんから利益率、昨今の傾向など色々アドバイスいただいていました。)

生徒「和仁さんに質問なんですが、経営コンサルタントって、全国を忙しく回りますよね」
和仁さん「はい。週の○日くらいは地方ですね」
生徒「ご家族のフォローはどのようになさっているんですか?」
(この変化球にゲスト爆笑!)
和仁さん「それは、いい質問ですね。実は・・・」(と、思わず家族の事情と今後の対策を詳細に説明)
生徒「それはいい案ですね~」(と、ほめる)

山田さんがもともとの専門が国語や歴史で数学は得意でないという話を聞き、
生徒「私、いま凄くショックです。数学が好きでたまらないのに公認会計士めざして文系を選択したので」
(彼女、この日、数学検定の準一級に合格しました)

山田さん「いえいえ、数学は大切ですよ。王道を行く多くの方は、数学しっかりやっています。僕は特殊だから」
山田さんは、予備校講師を退職したあと、しばらく引きこもっていたそうです。何とかしなくてはと専門学校の門をたたいたら「あなたは会計士に向いています」と言われ、勉強をし直して会計士になったそうです。
(あとで分かったのはすべての来校者に公認会計士を薦めるシステムになっていたということだとか)

予備校講師+公認会計士であの分かりやすい本が誕生したのでしょう。人生何がどう活きるか分かりませんね。

他にも
「山田さんの本と和仁さんの本の両方を読んだんですが、共通点が多いと感じました。なぜなんでしょう?」とか、
生徒「母が山田さんの本を渡してくれました」
私「読んだ?」
生徒「いえ、今、ダビンチ・コードを読んでいるところなんで」とか

生徒って、正直でハラハラします。

みなさま、一つ一つの質問に丁寧に答えていただき、ありがとうございました!
6月6日の起業体験プログラムのプレゼンにもお越しいただけることになりました。4,5年生のみなさん、楽しみですね。

*今週の月曜から5回シリーズで東京大学・大学院教授 菅野覚明先生(専攻は日本思想史)の特別講座が始まっています。こちらは後日詳しくお伝えします。

*また、今年度は早稲田大学と、教授の出張授業、テレビ回線による大学授業のライブ受信、生徒が大学施設を訪問しての授業体験など、様々な連携を計画しています。